今回も各種「おまけ」取り揃えております!
■非製造業!?
私、
「製造業」「非製造業」
これがなぜおかしいのか、わかりますか?
つまり、メインは製造業であって上の立場、
それ以外(ほぼサービス業のこと)は下の立場。
そんな捉え方の優劣が透けて見えるのです。
例えば、「男性」「非男性」と書いてあったら
女性やLGBTQの方にめっちゃ失礼でしょ。
これは委員としてその場で直ちに指摘しました。
すぐに「確かにそうだ」と、分かってくれました。
日々、見慣れているから気づかないんでしょうね。
すべての産業が総合して日本を支えているのであり、
上下とかの認識、古いし、いらんのですよ。
私は外部の人間で、たくさんの業界を取材しているから
「変だ」とすぐ気づけたのだと思います。
なおこの話は秘密じゃないので書いても大丈夫です。
後ろに記者席も設けられた公の会議でしたから
議事録も公開されているし、公にしてOKです。
■ITサービスの躍進
サービス業全体の中で、最も売り上げを占めるのは
情報通信=ITサービス業です。
1970年、IT技術者は17万人でしたが、
2000年には113万人に増加しました。
現在はもっともっと増えていることでしょう。
あと、警備員は1970年の5万人から
2000年には48万に増えました。
私が子供のころは、
家に鍵をかけないでいても
不安なんてまったく感じなかったけど、
いまではとんでもないことです。
警備も必要な世の中になりましたね。
■サービス業のボリュームと生産性
経済国になっていくと、サービス業が増加するのは
ほかの先進国でも見られます。
日本では1970年のGDPにおけるサービス業の割合は
47%でしたが、現在は70%ですよね。
(サービス業の範囲が広がったことも一因)
現在、カナダとスウェーデンも70%、
アメリカとイギリスは80%です。
割合だけ見ると、日本も同じようなものですが、
日本のサービス業が問題とされるのが、
著しく低い生産性です。
なにがどう問題かというと、
生産性の低さは、給料の低さに直結するからです。
それにサービス業は女性の雇用が多いので、
ただでさえ差がある男女の所得が、
ますます開いてしまう要因にもなっています。
とくにシングルマザーの貧困は大問題で、
国全体でケアしていく必要があります。
国民の税金もそこに使われるわけだから、
他人ごとではないのです。
生産性の向上って、誰にとっても大事。
多面的に重要です。
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ということでおまけブログでした!
今回の動画ぜひご覧ください。
サービス業の4つの特性を知って、
顧客ニーズを感じよう!
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。