きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

なぜ中小企業診断士に? 9. 単語帳の活用法について

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

中小企業診断士の受験記録をつづっているシリーズ、

 

前回8回目は、経済学で感動した「貨幣価値」についてでした。
 

 

今日は単語帳の活用についてです。

 

マイ教科書をつくり始める前は、
片っ端から単語帳をつくっていました。

 

マイ教科書の話はこちら

 

単語帳を利用しようと思った理由は単純です。
         ↓
         ↓
覚えなければいけないことが多すぎるのに、
理解力がまったくついていかない。

「だったら、理解しなくていいから丸ごと暗記しちゃえ」



…これじゃ勉強の意味はありません。

 

わかっています。
でも仕方なかったんです。


単語帳は大きめのものを使いましたが、
1科目で3個くらい必要になったので
合計すると約30個。

 

ごろごろ出来上がりました。

写真は一部です。
画像



このどれかを常にポケットにしのばせ、
駅のホーム、車内、横断歩道の信号待ちなど、
数十秒間でさえ、単語帳をめくりました。

 

キッチン、お風呂、洗濯しながら、
いつでもどこでも。



当時は無我夢中で気にしていなかったのですが、
日常生活の風景に、
単語帳をめくっている人なんていません(笑)



車内や信号待ちで、
おもむろに単語帳を取り出しては
ぶつぶつ、ぶつぶつ…。

 

思い返すと、ちょっと恥ずかしいです。

 

しかしその甲斐あって、ほとんど暗記しました。



先ほど、丸暗記は意味がないと書きましたが、
実は、
単語帳作戦は2つの成果がありました。



1.書き込む過程で覚えられる
  問題をどう書いて、何を答えさせるかを自分の頭で考え、
  手書きで体を動かすという2つの作業が発生するため
  単語帳をつくること自体が勉強になり、記憶に残りやすい。
  絵や記号を書いて覚えやすくしたりして
  それもまた記憶として留まる。



2.繰り返し覚えられる
  手軽に、何度も何度も開けるので、
  読み返せば読み返すほど記憶の流出が防げる。



単語帳作戦は無駄ではなかったと思います。

でも、マイ教科書を先に手掛けていれば
理解が深まり、もっと良かったでしょう。



私の勉強は、とても非効率でした。

 

たとえば、財務。
 
簿記3級の知識もない人間が、
いきなりアカウントやファイナンスに
挑戦しようとしても無理なのに、
やみくもに理解しようとしていた。



ピアノに例えるなら、
バイエルもろくに弾けないうちから
ショパンを弾こうとしていたわけです。

 

ということで今回の標語:「急がば回れ」

 

当時はかなりもったいない時間の使い方をしてしまいました。



1年目に通った受験校の先生たちは、
みなさん当然、頭がいいし、
私ほど理解していない人を教えたことがないらしく

 

「分からない」という感覚が分からないようでした。



あのときひとこと、
「簿記3級から始めたほうが早いですよ」と
教えてくれる人がいたら…、



でも、なにしろ、私のレベルが前代未聞の低さ。
私も、周りの人も、
何から手をつければいいか分からなかったのです。



でも、だからこそ今、ラッキーです。

 

なぜなら、
私には、 「分からない」という感覚がよく分かる



もちろん、人によって感覚は異なるので、
他人様とまったく同じ感覚で分かるとは言えないけれど

 

もともと分かっている人には分かり得ない肌感覚で、
分からなかった私には分かる。



これは、経営ジャーナリストとして、中小企業診断士として
大きな武器だと自負しています。



ということで、締めの言葉:「人生、無駄なことは一つもない」



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