きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

塩釜の矢部園~鹽竈神社~ラジータへ

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

南三陸に手を振って(そのときのブログはこちら

ここから1時間南下、塩釜に向かいました。

 

目的は矢部園茶舗の矢部亨さん(中央)に会うためです

 

矢部園の店内です。目を引くディスプレイ

 

「やべっち」こと矢部亨さんの、

すでに芸人の域に達したと思われるトークに

みんなで笑わせてもらい、

心底おいしいお茶に思わず笑みがこぼれる

エンターテイメントなお茶時間でした! 

 

こちらは1キロ2万円の高級緑茶です。
キューティクルたっぷりの髪の毛みたいに輝いています。
試飲させてもらったら、薄い色なのに複雑な旨味で美味しい♡


やべっちセレクションのお茶は本っ当においしくて

日本茶の素晴らしさをいつもここで再確認します。

 

店内にはいつも季節のお花が。

 

お土産と自分用に3つ買いました。
春摘みは知ってますが、秋摘み(右)もあるんですね~。

 

自宅で美味しいお茶を楽しんでいます😊


~  ~  ~

2023年春には、矢部園さんの道路を挟んで向かいに、
「直会(なおらい)横丁」がオープンします。

この看板の文字は、やべっちによるもの。
書道を習ったことがないというのに、いい字を書かれます。

 

「直会(なおらい)横丁」には17店が入店し、

やべっちが代表を務めるそうです!

「街に魂を入れていく」と。

うーん、かっこいい。

再会が楽しみです!

 

~  ~  ~

 

陸奥国の一之宮である
鹽竈(しおがま)神社にお参りしました。


鹽竈神社に来たら、樹齢800年もの杉の木にもご挨拶を。
大好きな木です。

 

神社の広い敷地の中に、矢部園のお茶屋さんがあります。
和スイーツも充実していて、みな美味しいですよ♪
右は矢部さんです。

 

塩釜でのランチは、ピッツェリア・ラジータで。
どれも絶品で、みんな大満足でした!

塩釜は、すし哲シェ・ヌーが大好きですが、
今回からラジータも加わりました♪

 

 

塩釜では、
津波防災センター」にも寄りました。
ここの展示は、地震発生から1週間に焦点を当てて、
「そのとき何が起き、人々が何を求め、
 状況はどのように変化していったのか」(HPより)
が展示されていて興味深かったです。

~  ~  ~

 

南三陸と塩釜の旅。また来年です。
迎えてくださったみなさん、ありがとうございます!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

12回目の南三陸の旅。南三陸ホテル観洋泊


こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

先週は、仙台出張の後、そのまま南三陸に向かいました(12月1~3日)

 

東日本大震災の年から毎年訪ねていて、
震災前にも取材で行っているから12回目になります。

宿泊はいつも「南三陸ホテル観洋」さん。
女将の阿部憲子さんや、
営業次長で南三陸町議会議員の伊藤俊さん、
スタッフのみなさんが温かく迎えてくれます。

 

今回は、GCストーリー専務の萩原典子さんと一緒に。
旅友はみなそうですが、感受性の高い人との旅は、
とっても豊かで楽しいです^^

夕食の一部(2泊分のご飯がまぜこぜになってます)。美味!💗

 

志津川湾をのぞむ客室。解放感があります。

カモメが見られるというか、カモメに覗かれます(笑)

 

 

南三陸さんさん商店街。ここでいつも美味しい海苔を買います。

商店街の隣に新しくできた「南三陸311メモリアル」

メモリアルの建物は、隈研吾さんデザインで素敵だし、
中で観られる映像(ここだけ有料)は、
観るだけではなく考える時間も設けられていてよかったです。

ただ……

新しい建物はおしゃれで投資額もすごいでしょうに、

トイレが1つしかありません。

男女1つずつじゃないですよ。

男女と障碍者用をあわせて、1つしかないんです。

どういうことなの?

隣のさんさん商店街に人を流すためだとしたら、
なんて心の狭い発想でしょう。
すごく応援しているけど、すごく残念な気分です。

 

南三陸にかかわらず、
どこでも「なぜ?」と理解に苦しむ現象があります。
エライ人たちの中に、女性や障碍者や観光客の意見を聞く
という発想がなければならないと思います。

 

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湾の対岸からホテル観洋を眺める。
宿泊施設は町のインフラであり、
希望の光であると改めて感じました。

~  ~  ~

 

2日目のお昼は館内のレストランで海鮮丼をいただきました。
本は、数学者・岡潔さんの名作『春風夏雨』。

 

ホテル観洋から歩いていける「海が見える命の森」へ。

 

「伝えよ千年万年 津波てんでんこ」
津波が来たら、てんでんばらばらに逃げなさい。

誰かを助けようとするよりも、自分がまず逃げなさい。

……助けようとした人が亡くなる悲しい出来事が後を絶たず、
それをなくすために生まれた言葉です。

※右に見える白い建物がホテル観洋です。

 

ミャンマーから贈られた白亜の大きな大仏さまも
この森から見守ってくださっています。

 

森から、海に手を合わせます。

 

~  ~  ~

3日目の朝は、露天風呂から日の出を見て(最高!)

部屋に戻ると幻想的な景色が広がっていました。

海から湯気があがる、珍しい気嵐(けあらし)です。

 

 

ホテル観洋には「楽しい滞在と深い学び」
の両方があるんです。

朝の「語り部バス」は外せません。

震災の年に始まった取り組みで、
毎朝、…毎朝ですよ! ホテルが独自に運行しています。

 

自らも被災者であるスタッフが語り部となって、
1時間をかけて被災地を巡りながら、
あの日のこと、その後の思いや出来事を語ってくれます。

何度乗っても心に響きます。
本当に、みんなに乗ってほしいバスです。

 

「高野会館」です。327人と2匹の命が助かった偉大な民間震災遺構です。

全員が助かった戸倉小学校(跡地)も案内してもらえます。
なぜ助かったのか?誰がどう判断したのか?
本当に大切な学びがここにはあります。

 

女将の憲子さんやスタッフさんとの再会もうれしくて、
毎年行きたくなります。

「どう思った?」と話し合いたくなる旅になるので、
社員旅行先にも推してます!

 

少人数ならこんなスケジュールでいかがでしょうか。

13:30 仙台駅発 送迎バス

15:10 南三陸ホテル観洋に到着

15:20 カモメが遊びに来るお部屋へ

16:00 海を見下ろす大浴場・露天風呂

18:00 海鮮が充実の夕食

21:00 お風呂で星空を眺める

06:30 日の出を見ながら露天風呂

07:00 二度寝

08:00 ブッフェの朝ごはん

08:45 語り部バスに乗車(←ぜひ!)

10:15 送迎バスに乗車

12:00 仙台駅着


※私は今回、初の2泊にしたので、
 1日目は10時までぐーぐー寝まして、
 まったりできて最高でした♡

 

 

海の三日月

 

ホテル観洋さんの売店。女将の憲子さんをご紹介している
『女将さんのこころ①』(赤い表紙)のみならず、
緑の表紙の②まで置いてくださって感激。
書き手としてジーンときます

 

またまいります!

 

〜このあとは塩釜へ向かいました。(つづく)〜

 

10年は毎年行こうと決めていたけれど、まだ行き続けたい
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

ホテル観洋の女将・阿部憲子さんと対談しました!

www.youtube.com

 

何が言いたいのかわからない、と言われない方法 ~PREP法

 

こんにちは。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

YouTube.png

109回目のテーマは
「何が言いたいのかわからない、
 と言われない方法」です。

youtu.be

 

・自分の考えが、自分でまとめられない

・うまく伝わらない

・脱線しがち

・話が無駄に長い

・何が言いたいの?と言われる

 

そんな経験ありませんか?
私は過去にあるあるなんですけど、
その時にPREP法を知りたかったなあと思います。

 

この動画では、文章構成の型、
PREP法とSDS法を紹介しています。

PREP法に自分の考えを合わせるのではなく、

あくまでも、
自分の考えを人に伝えるための「道具」
として持っていると便利です。
よろしければご覧ください。 

https://www.youtube.com/watch?v=asP

~  ~  ~

 

では、ここからは「おまけブログ」です。

5Wは基本のき

冗長的になるかなと思って

動画では言わなかったことがあるんですが、

言いたいことを伝えるとき、

5Wって大事ですよね。基本のきです。

いつ(When)

どこで(Where)

誰が(Who)

何を(What)

なぜ(Why)

 

これに2Hを加えるなら

どのように(How)

いくらで(How Much)

 

2Hはともかく、5Wは言ってね、と

私はよく思うんです。

 

その場にいなかった人に出来事を話すなら、
誰と、どこで、何を、くらいは言ってくれないと、
何を話しているんだか、さっぱりわからんです。

でも、基本情報をまったく話さないまま、
思い出し笑いをしながら話を進める人がたまーにいます。

仕事の場ではいませんが、
プライベートだといます。

これは残念ながら圧倒的に女性が多い(≧∇≦) 

論理思考が弱めです(人のこと言えませんが)。


私は職業柄、
そういう場合は、誰と? どこで?と
質問をちょいちょい入れるんですが、
同じテーブルで複数人で話を聞いていても、
そうやって質問を入れる人はあまりいません。


たぶん、
「わからないけど、重要な話じゃないからいいや」
という感覚なのかな。気持ちはわかる(笑)。

 

で、ということはもしかして……、

世の中の会話の半分くらいは、

「何を言っているのかわからない」という状況で

行なわれているのかも!?

 

それも面白いですが、
やはり、伝えたいことは伝わったほうがうれしい。


ロジカルシンキング(論理思考)を
ばっちり学ぶのは難しいですが、

今回の動画でご紹介したPREP法やSDS法なら
それほど高度ではなく、私でも理解できますので、
会得しておくといいんじゃないかなと思います。

 

~  ~  ~

 

まあ、常に論理的に話さなきゃいけないことはなくて、

例えば内面の、ナイーブな話をするときなんかは、

うだうだ、ぐちゃぐちゃ、くねくねと、

感情いっぱい、情緒いっぱいの話し方でいいと思うんです。

こういう話も私はとても好きです。

 

なので、どんな伝え方をするのかは
ケースバイケースですよね。

で、ケースバイケースにするためには、
何度も動画で言っていますが、
「道具」としていつでも使える状態で持っておく
必要があるんです。

 

道具があるけど、今は使わないと判断するのと、

道具が使えないから、常に使えないのとでは

まったく意味が違いますから~。

 

PREP法、SDS法、よかったら便利にお使いくださいね♪

https://www.youtube.com/watch?v=asP

 

昔に比べてだいぶ論理的に話せるようになった気がする
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

2022年12月のおついたち「生かされて 生きるや今日のこのいのち」

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

1~3日まで出張に出ていて、
アップが遅くなりました。

 

2022年12月、今年最後のおついたちです。

今月の言葉は、
「生かされて 
   生きるや今日の このいのち
  天地の恩 かぎりなき恩」
(平澤 興。医学者)

 



ほんとそうだなと。

命を有り難く使い倒して、

できるだけきれいにお返ししたいと思います。

今月もこれをご覧のすべての人にとって

良い月でありますように!✨

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

リスクの中に自由あり

 

こんにちは。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

YouTube.png

108回目のテーマは「リスクの中に自由あり」です。

www.youtube.com

 

リスクについては、このブログで30回くらい

視点を変えて書いてきました。

 

それらをベースとして今回の動画では、

ビジネススクールの「リスクマネジメント概論」で

 教鞭を取られた上野治男先生の紹介


◇リスク、リスクとよく言うけれど、

 そもそもリスクとは何なのか? 

 上野先生に教わった定義の紹介。


◇その授業で先生に教わったリスクの詩

 

◇私個人がリスクを取った話、で構成しています。

 

ぜひご覧ください!

 

~  ~  ~

 

では、おまけブログです。

動画では詩の全文をいっぺんに紹介できなかったので、
下記に詩を記します。



リスクの中に自由あり(作者不詳 上野治男訳)

RISKS(author known)


笑えばバカと言われるリスク 
To laugh is to risk appearing the fool.

泣けばおセンチと言われるリスク  
To weep is to risk appearing sentimental.

手を差し伸べれば巻き込まれるリスク 
To reach out for another is to risk involvement.

感情見せれば拒絶のリスク 
To expose feeling is to risk rejection.

夢を語ればバカにされるリスク
To place your dream before the crowd is to risk ridicule.

愛しても愛されないリスク 
To love is to risk not being loved in return.

生には死のリスク 
To live is to risk dying.

希望には絶望のリスク 
To hope is to risk despair.

努力には失敗のリスク 
To try is to risk failure.

 

それでもリスクは取らねばならぬ 
But risks must be taken,

人生最大の危険は何のリスクも取らぬこと
because the greatest hazard in life is to risk nothing.

 

リスクをとらないのは何もしない人
The person who risks nothing, does nothing,

何も持たない人、何の価値もない人 
has nothing, and is nothing.


リスクを避ければ、苦しみも悲しみもないだろう
They may avoid suffering and sorrow,

しかしそれでは何も学べず、感動も変化も成長もない、
愛の喜びもない、生きているとも言えない
but they cannot learn, feel, change, grow, love, or live.

 


確実だけに縛られりゃ奴隷と同じ 
Chained by his certitudes, he is a slave.

自由を奪われたことになる  
He has forfeited his freedom.

リスクをとる者こそ自由な人間
Only a person who risks is free.

 

~  ~  ~

 

上野先生の本です。こちら。

 

 

私にとって

人生でいちばん大切なもの、

いちばん奪われたくないものを挙げるなら、

それは間違いなく「自由」です。

 

嫌なものを嫌と言えないとか、

やりたいことをするために

誰かの許可を取らねばならないとか、

誰かのご機嫌を取らねばならないとかーー、


そういう不自由さは私にはかなり辛いです。

よって、自由を得るためならリスクを取ります。

 

ほかにも、助けてもらう人よりも

助けてあげられる人になれるように、

仕事人としてそれなりのことができるように

自分なりのリスクを取ってきました。

 

大きな代償はありましたが、

リスクの中に自由がありました。

 

むやみやたらにリスクを取るのはよくないけれど、

大切なことのためならリスクを取っていきたいです。

 

人生は冒険。

リスクってそんなに怖いものじゃないと思っています。

 

こちら。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

ついにYouTubeから収益が入りました!

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


記録として残しておこうと思います。

ついに今日、YouTube(Google)から
初めての収益が入金されました!

8821円。

お陰さまでありがとうございます! 

 


1本目をアップしたのが2020年9月1日で、
だいたい週1ペースでアップし、
収益化まで 2年3カ月かかっています。

 

今日現在で108本。
この額に到達したのが90本目くらいだから、
1本あたり98円の収益となります。
時給10円くらいかな~(笑)。


~  ~  ~

YouTubeで収益を得るには2つの条件があります。
①チャンネル登録者数1000人以上
②年間視聴4000時間以上


特に①の壁がめっちゃ高い。
それと、ネタ切れ問題も大きいようで、
データによるとスタートした人の9割が
1年以内にやめてしまうそうです。


でも、やってみてわかりましたが、
始めるだけでもすごいことです。


始めたら始めたで、
利益を目的にやっていたらとても続けられませんが、
私は【幸せに働き生きるヒント】を
お届けすることそのものが目的なので、
趣味として週1ペースでやってこられました。

 時に、素晴らしい経営者の方々に
ありがたいお知恵を拝借しながら、
またYouTubeの先輩にアドバイスをいただいたり、
そして心強い視聴者のみなさまに励まされながら、


失敗したり、視聴回数が伸びなくてたまに凹みつつも、
続けてこられました。
本当にありがとうございます!


たまたまYouTubeで私を知ってくれた方が、
研修や講演をご依頼くださることもあって、
新しい出会いをくれるYouTubeって
素晴らしいな~!と思っています。


たまに、今週はホント無理、
今週はもう何も出ません、と思っても、
それでもあきらめないで考えていると、
どこからかアイデアがあふれてくるのが不思議です。
で、この状態を何度も続けていると
免疫がついてきて「どうにかなる」
という確信に変わっていくのです。


そのうち、
どうにかならなかった時がくるかもしれませんが、
まあその時はその時でいいとして、
次からもYouTubeをご視聴くださるみなさまと
一緒に楽しんでいきたいと思います!


文章も動画も、
表現することはとても素敵なことだから(^^)/ 

 

◆【幸せに働き生きるヒント】
  視聴回数ランキング 2022.11.29 現在

1位 心理的安全性

 

2位 目的と目標まぜるな危険

 

3位 挨拶

 

4位 中小企業診断士試験に逆ギレ!?

 

5位 人間力

 

こちらも~。私の人生のモットーであり

当ブログのタイトルでもあります。

 

·ご視聴ありがとうございます·*:☆..。o♬*゚·*:☆..。o♬*゚·*:☆..。o♬*

 

 

※Google規約より=
(第11条)11.秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおける非公開のベータ版機能または体験版機能の存在、それに関する情報、またはその規約ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます。Google 機密情報には、お客様による本サービスの利用より前にお客様にとって既知であった情報、お客様の責によらず公知となった情報、お客様が独自に開発した情報、または第三者によりお客様に適法に与えられた情報は、含まれないものとします。本第 11 条にかかわらず、お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。

 

小さくても継続は力なり。
YouTuberで経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした!

 

桂浜の龍馬像を見て、日本の教育を思う

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

今週は高知出張&観光をしてきました。
最高に楽しく幸せな旅となりました。

 

で、今日の桂浜で坂本龍馬像を見上げ、思ったことーー。

 

土佐の坂本龍馬は31歳で、

萩の吉田松陰は29歳で亡くなりました。


知ってはいても、

この短い寿命を見るたびに

「はっ」とさせられます。

 

現代人が2倍3倍生きても

培えないような哲学を持ち、

社会のために動いた人生。

 

 

彼らは幼少期から「人としてのあるべき姿」と

「自分の頭で考える力」を育んでいます。

 

お天道様が見ていると思い、
誰も見ていなくても自分を律しただろうし、

強きは弱きを助けることは当然で、
それをしないのは恥ずべきことと
理解していたと思います。


問題意識を持ち、
おかしいことをおかしいと言い、
どうすれば理想に近づけるかを考え抜いて
実際に改革しようとしました。

 

~  ~  ~

 

一方、現代の私たちは、

あらかじめ答えのある問いに

いかに合わせるか、

という方法をしつけられてきました。

 

「いい社員」「いい生徒」と言うとき、

従順で疑問を持たず、

波風立てない人をいいと呼ぶ場合があります。

でも、それは都合がいいだけ。

 

真にいい会社のいい社員や、

いい学校のいい生徒は、

都合がいい人ではありません。

 

おかしいことに疑問を持ち、

自分の言葉で発言し、

波風に向き合って改善しようとします。

 

「いい」の定義は本来、後者のはずです。

 

でも、あらかじめ答えのある問いに

合わせる方法を勉強させられてきた現代人の多くは、

「おかしいこと」に目を背け、

どうすれば「〇」がもらえるかを

考えるようになってしまった……。

 

龍馬の時代と、現代とでは、

学びに費やす時間の価値が違いすぎます。

 

小中高と、いつまで現在の教育を続けるのかーー。

 

桂浜で龍馬像を見上げ、

おかしいことに目を背ける人にはならんき!

と、思うのでした。

 

 

写真はすべて2022.11.24です。龍馬もこの景色を見たでしょうか。

 

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

京都で漆工芸に触れる旅③ 工藝の森へ

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

先日参加しました、一般社団法人リリースさんと、
一般社団法人パースペクティブさんによるツアー。

・漆の塗師・西村圭功さん(ブログはこちら
・漆の精製・堤淺吉漆店の堤卓也さん(同こちら)に続いて


 今回は京都の京北にある「工藝の森」をご紹介します。

 

この森は、バブル末期にゴルフ場計画があったところです。
一部はそのため更地にされましたが、計画は頓挫。
年月をかけて、森として再生してきた歴史があります。

その後、森のある京北町と京都市が合併したことで、
「合併記念の森」という、
なんとも味気ない命名をされたわけですが(笑)

この地を愛し、運営を担う一般社団法人パースペクティブは
「工藝の森」と呼んでいます。

 

~  ~  ~

 

では一緒に、森を歩きましょう。

 

写真左はパースペクティブの高室幸子さん。

 

「学び、遊びながら、漆などの
ものづくりの材料を育む森づくりに挑戦しています」と高室さん。

 

一緒に森を案内してくれたのは山師で林業家の塔下 守さん。
京北に生まれ育ち、大学では森林生態学を専攻。
日々、森の生態や森の声を観察・探求されています。
奥深いひとことひとことが胸にしみます。

 

↑ 伸び縮みする紅白のポールは長さを測るためのもの。
 1色は20cm。

 

区画にきれいに伸びた杉は、人間が植えたものです。

太陽の光や風は平等にあっても、
人間が欲張ってたくさん植えるとどうなる?

 

しいたけ発見!

おお!しいたけが出来てるぞ。
すぐに撮ろう(採ろう)としないで
まず周りを見るんだよ。

 

熊の爪跡。

爪跡を見れば、熊がどういう恰好で登り、
果実を得られたか、得られなかったかが想像できる。

 

工藝の森には、このような穴がいくつかあります。
こちらは、土の歴史や水の流れを確かめるために掘った穴だそうです。
年月をかけて土の層が変化していることを説明してくれている光景。

 

 

枝が裸なのは、鹿がくわえたからだろう、と塔下さん。

頭より高い実はどうしたって食べられない。
食べるためには、一頭が枝の下のほうをくわえて位置を下げ、
もう一頭に食べさせるしかない。

親が子に食べさせたのかもね。見てないけど。

 


「葉っぱを見てごらん」というと、
 みんな上を見るだろ?
 下を見るんだよ。落ちてるんだから。

 

 

植樹された漆の木

 

塔下さんの案内を通して森を感じると、

自分では気づけなかった視座が生まれます。

 

観察と、仮設と、検証と、実験と。

何十年もこれを繰り返してきた塔下さんは、

「こんな見方もあるんだと思ってくれたらいい」と。 

 

この森歩き、人が集うチームや会社にとっても、

はっとする視点をもらたしてくれて、

複数で参加するととても有益ではないかと思います。

 

~  ~  ~

 

森を後にして、パースペクティブの本拠地へ移動。

雷来軒の素敵なケータリング料理をいただき、

 

工藝の森で採ったしいたけを焼いて、
豊かな森の一日でした。ランチもしいたけも最高。

 

~  ~  ~

 

で、一つ、私には宿題が残りました。

これは役目を終えて伐採された漆の木です。

 

日頃から植物を擬人化してとらえる私は、
痛かったね…、と強く同情してしまうのでした。
その気持ちを人に話したことで、
私は初めて、自分がエンパス体質だったとわかり、
長年の疑問が晴れた面が多々ありました。


漆を大切にする素敵な方々との出会いと、
私の体質として植物に感情移入してしまう点と、
そもそも生きている限り、何かの命をいただくのだ、
という事実と。


旅の終わりが宿題のはじまり。
楽しかった!だけで終わらない旅のほうが
豊かなのだと私は思います。


貴重な機会をくれた、
出会ったすべての方々と自然に感謝です!

 

工藝の森の大きなもみの木。
抱きつかせてもらいました。



「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

京都で漆工芸に触れる旅② 漆の精製「堤淺吉漆店」の堤卓也さん

こんにちは。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


前回、漆の塗師・西村圭功さんに続いて(ブログはこちら

今日は、京都の 堤淺吉漆店
4代目・堤 卓也さんの工房とお話をご紹介します。

 

~  ~  ~


堤淺吉漆店・堤卓也さんの工房は、漆を精製されています。

店名の「堤 淺吉」は、
創業者であるおじいさまの名前。

明治42(1909)年から113年の歴史を歩んでこられました。

 

樽に入った精製前の漆を見せてくれる4代目の堤卓也さん。

 

堤淺吉漆店HPの通販ページより(こちら)

 

同店の既製品はいろいろバリエーションがありますが、

プロの使い手のリクエストに沿って、
色合いや堅さ、水分量と乾き具合まで、
オーダーメイドで細やかに精製できるのが同店の腕。
アナログだけど科学的でもあるのです。


前回ご紹介した塗師の西村さんは、
堤さんの精製がお気に入りで
毎回オーダーされているとのことでした。

 

漆の色見本。お寺や神社には青や緑や黄色も塗られていますよね。

 

漆の色や乾き具合などを伝えるための判子。面白い。

 

漆工芸も、多くの伝統工芸と同様、危機だそうです。

今から80年前の昭和16年くらいまでは、
国産の漆生産量は30トンありました。

ところが、人件費の高騰や利用頻度の減少など、
さまざまな理由から、2019年は1.8トンに。


現在では、中国産を輸入して
いわば助けてもらっている状態だそうです。

現在、国内の漆消費量は約37トン。
構成比は、国産5%、中国産95%です。

 

ー  ー  ー

 

強い危機感を抱く堤さんは、
新たな取り組みを始められました。

自身の趣味であるサーフボードに漆を塗ったり、
自転車やスケートボードにも漆を。


これがかっこいいんです。

漆のサーフボードを使っていると、
たくさんのサーファーに声を掛けられるとのこと。

漆に馴染みがなくても、惹かれるんですね。
こうしたことを一つのきっかけに、
若い世代に「漆」「URUSHI」の魅力を伝え、
未来につなげられたら、と語られました。

 

そしてまた、
子どもたちをはじめ、広く漆の魅力を伝えようと、

うるしのいっぽ - 漆文化を守るために

というプロジェクトも始められました。

 

漆という生き物と、携わる人々が刻んでいく物語。

これからどのような起伏を描いていかれるでしょうか。

 

堤卓也さん。工房1Fのショールームにて

 

ありがとうございます!

 

~  ~  ~

 

このツアーは、
一般社団法人リリース
一般社団法人パースペクティブ
京都を本拠地に活動される両社が連携したもの。

 

私は事前にリリースさんから聞いていた
「時間の価値」を考えることに興味を持って
参加したのですが、確かに思う所がありましたし、
工芸を通して、組織の運営も考える機会にもなりました。

 

次回は、2日目に訪ねた京北の「工藝の森」をご紹介します!😊

 
「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子

京都で漆工芸に触れる旅① 塗師の西村圭功さんの工房へ

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


先週の京都では、
漆(うるし)を通して
持続可能なものづくりのあり方や
人と自然の共生を考える、2022.11.8~9の2日間のツアー
「サスティナブル・ビジネス・リーダーシップ・ジャーニー」
に参加しました。

 

 

ツアー企画は、今年11月11日に10周年を迎えられた
一般社団法人リリース
コーディネートは「工藝の森」を運営する
一般社団法人パースペクティブです。

両社とも京都を本拠地に活動されています。

主催者も参加者も、集う方々がみなさん素敵で、
とても豊かな2日間でした。

 

※3回にわけてご紹介します。

①塗師・西村圭功さんの工房
②漆精製・堤卓也さんの工房
③工藝の森を歩く

 

~  ~  ~


一日目はまず、塗師の西村圭功さんの工房へ。 

職人であり、アーティストでもいらっしゃいます。

 

塗りの前工程である木地づくりは、
塗師ではなく、木地師の仕事です。

完成したデザインから逆算してつくられる木地は、
こんなに薄いんですよ(下の写真右)。

そこに、美しく強く、漆が塗られていきます。
塗師と木地師。その職人技に驚きました。

 

 

一般の工場では、
完全分業制からセル生産に変更したり、
直販したりする場合がありますが、伝統工藝は分業が基本。

漆ならば、

・漆を植える人(山主)

・植えられた漆を買って樹液を採取し、
 採取後に切り倒す人(漆搔き職人)

・樹液を精製する人(漆屋)

・器などの木地を作る人(木地師)

・漆を塗る人(塗師・蒔絵師)

・売る人

みな異なります。
それぞれが専門技術を提供し合い、
尊重し合って、漆工芸が誕生します。

 

一方、物理的にも離れている分業体制ゆえに、
個々の部分的な弱点は見えにくいかもしれません。

今回伺った塗師の西村さんは、
本来は自分の専門ではない木地師の激減に気づき、
腕利きのベテラン木地師さんと連携しながら
若い木地師さんの修行の場も提供されていました。


工芸も一般の組織も、
それぞれの職場・立ち位置を尊重しながら、
互いに弱みを補い、強みへと変えていくような
連携は不可欠だなあと、改めて思いました。


塗師・西村さんの工房で木地づくりをしていた木地師さん。
もうすぐ独立されるそうです。

私たちが西村さんの話を聞いている間に、
みるみる木地が薄くなっていきます。1つ1時間くらいかかるとのこと。

 

西村さんのお話をうかがいます。未完成の木地と完成した木地。

 

西村さんの塗りを拝見。

 

刷毛の命名にくすっ。「チョイ塗りくん」
これは私たち素人が使う用の人工刷毛です。

西村さんのような職人さんは、
人間の髪で出来た本物の漆刷毛を使われますが、
刷毛づくりの職人さんも激減しているようなのです。

 

最後に、見学の私たちも塗り体験をさせていただき、
感触や匂いやその場の空気を、思い出に閉じ込めました。

 

漆はこってりと重みがあり、意思を持っているかのよう。
超貴重なものなので、
慎重に、ありがたく、塗っていきます。

 

~  ~  ~

 

リリースさんとパースペクティブさんによる当ツアーでは、
見学前にオリエンテーションがあり、

ウェルカムドリンクならぬ
「ウェルカムお吸い物」を提供いただきました。

 

漆のお椀のぬくもりと、

手間を惜しまずウェルカムしてくれる人のぬくもり。

すてきな歓迎をありがとうございます。

 

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塗師の西村圭功さんの工房の後、

漆精製・堤卓也さんの工房へ向かいました。

こちらに続きます!😊

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