きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

吉野ケ里遺跡に行ってきました2023 ~弥生時代に想いを馳せる~

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

先週は今年最後の出張で佐賀に行ってきました。
1日目は企業の役員研修と来年のためのミーティング。
お陰さまで笑顔の花が咲いて充実の時間となりました。


2日目は自分へのご褒美で観光です。
前から気になっていた「吉野ヶ里(よしのがり)遺跡」へ。

吉野と付いていますが奈良じゃないんですよ〜。
佐賀にあるんです。

700年続いた弥生時代(紀元前3世紀頃)の
すべての遺構・遺物が発見されている県と国営の広〜い遺跡です。

 

~  ~  ~

ではここからは、
ご一緒にバーチャルトリップしましょう。

「吉野ケ里遺跡」へGO.

 

佐賀駅からJRで2駅。神埼駅で降ります。
線路と田んぼの間の道を進みます。徒歩15~20分。

 

こういう景色 ↑ 好きですが、人がいないので、
ここで誘拐されたら誰も見つけてくれないだろうな……
なんて思ったりして。

無事に着きました! 

 

物見やぐらには常に見張りが複数人いて、集落を守っていたそうです。

 


集落を守るバリケード。
大切なものができると、戦いが生まれる。これが世の常ですね…。

 

教科書には載っていない情報。弥生時代の人はすでにカイコを育て、
絹を織り、植物で染めて服飾をつくっていたそうです。すごい。

 

母親が娘の髪を編んでいるところ。色付きの服を着ているので、
上の階級の親子でしょう。

 

展示館にて。庶民と上層人の服。
頭では理解しますが、気持ちでは「わ~、嫌」と思う。
左も嫌だけど、左の人がいるのに右を着るのも嫌だなあ。
まあ、弥生時代に比べれば、今は平等な世の中ですが、
完全平等というのは永遠に難しいのでしょうか。

 

王様がつけていたと思われるガラス玉の飾り。
中国などから渡ってきたり、当時すでにガラスづくりもしていたり。
弥生時代、あなどれない。こちらはレプリカ

 

 

一般の人が住んでいた住居

 

ガラス玉はつくれても、ガラス戸はないし、
電気も当然ないから、中は暗いです。

 

この日は雪かも?と言われていたそうですが、
私、めっちゃ晴れ女なんです(^^)/

 

 

 

2100年前の歴代の王や、それに近い身分の人たちのお墓(本物)。
陶器の大きな壺に入れられて埋葬されていました。
生まれ変わりがあるならば、現在に生まれた人もいるのかなあ。

 

 

神々しい光が差しました。

 

吉野ヶ里遺跡は、吉野ヶ里歴史公園の中にあります。
園内は循環バスが走っていて便利です。
10:00~12:30までゆっくり歩いて回りました。

 

レストランと売店は東口にあるのですが、帰ってから存在を知りました。
駅から歩いて西口から入ったのと、誘導する案内も見なかったなあ。 

MAPはこちら。

 


弥生時代ではないんですが、縄文土器に興味を持って、
YouTubeでこんな動画も撮っています。

www.youtube.com

 

縄文時代は比較的平和で
土器は想像性・芸術性が高く、
なんともいえないロマンがあると感じてきたのですが、

弥生時代は戦いが頻繁にあって、そこは現代と同じです。
掘り出された身体(骨)には頭蓋骨がないものもあり、
戦利品として敵が持ち帰ったと考えられています。
戦国時代と同様に、人々の犠牲も多かったのでした。

弥生時代は社会階層も明確で、
写真で紹介したように、着る服からお墓から全く違います。

うーん、階層って、
人間がそれを好んで作るのか、
合理的な面として必要なのか、
自然発生するのか、
階層の全くない社会は可能なのか…

どうなんだろう。
そんなことを思いました。

~   ~   ~

また、吉野ケ里遺跡は素材がすごいだけに、
ちょっと宝の持ち腐れ感が、ありました。

例えば案内板は
ときめかない教科書を読んでいるようで
もっと面白く書けるのでは?と思いましたし、

展示は、レプリカなら触らせてあげてもよさそうだし、
弥生時代のコスプレができるコーナーとか、
各地にある人気の「お城」にヒントを得て、
エンターテイメント性を高めたらどうかな~なんて。

案内をしている方は熱心な方もいて
伝えたい!という思いが感じられたので、
もっと多くの人が来たら仕事も楽しいだろうなあと。
(冬の平日なのでお客さんが少なかったのかもです)

貴重な場ですから、活きるといいなあ。
そんなことも思いつつ、
私なりに楽しみました。

 

帰りは青空。同じ道でも行きと印象が全く違いますね。


天使のはしご。佐賀にはまた来年まいります!

 

幸せに働き生きるヒント

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