きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「背水の陣」と「無知の陣」と。

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


今日は「背水の陣と無知の陣と」というお話です。


取材で日本全国津々浦々、
いろいろな会社を訪ねてきましたが、
その多くで聞いてきた言葉があります。

 

「大変だろうが何だろうがやるしかなかった」

これは要するに「背水の陣」です。

 

語源は、海や川を背にして陣を立てることで
万が一、失敗したら水に溺れて滅亡する……。
一歩も引けない絶対絶命であるという覚悟で
戦うということです。

会社の場合は、いまこれをやらなければ
倒産してしまうとか、ダメージが大きすぎる
という状況の中、覚悟して事に当たるわけです。

選択肢がない、やるしかない状態だから
かえって力が出る、強いわけです。

 

そしてまた、

「こんなに大変だとは知らなかったからできた」
と、言ってみれば「無知の陣」もあります。

これは私、覚えがありまして、
高卒の学歴で挑戦した中小企業診断士試験がそれです。
こんなに苦しむと分かっていたらできなかった……。

旅館の女将さん取材でもよく聞きます。
こんなに大変なら結婚しなかった(笑)。

こういうときの無知って強みになるんですよね。

 

あと、
「好きなことをやるのがいちばん強い」
という「好きの陣」もあります。

好きなことは時間も忘れてできてしまいますから
そりゃ強いですよね。

 

さらには、

「何となくやったら成功しちゃった」
という「運の陣」も耳にします。

いろいろな要素がうまく結びついたのでしょうが、
それを呼び寄せるだけの人物なのだとも思います。

 

で、この4つの陣(背水の陣以外は勝手に命名)。

すべてに共通するものがあるのですが、

何だと思いますか?

 

 

それは「始動の陣」です。

思ってるだけではなく、

実際に始動したということなんです。

始めなければプロセスも結果もないですもんね。

 

すべての陣のきっかけは、始動の陣。

始めれば、始めただけの未来がやってくると思います。

 

あなたは何の陣で行きますか?(^^)/

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子