こんばんは。
今日のテーマはこちらです。
「最もコストパフォーマンスのいい投資先は？ 」
私は、それ、自分の心と頭だと思うんです。
身体を入れてもいいかな。
株や不動産などもいいんですけど、
最もコスパがいいのはやはり自分でしょう。
私の友だちが前にこう言いました。
「誕生日に夫からアクセサリーをもらうより、
お金をもらって研修を受講したほうが幸せ」。
かつて専業主婦だった彼女は現在、
複数の会社を経営しています。
自分という無形の財産が、
お金という有形の財産や、
いい人間関係と信頼という
無形の財産を生み出した好例です。
何度も書いていますが、
自分で会得したものは
誰にも奪われない無形財産になります。
それは資格や情報に限りません。
人間力という財産があったら、
さみしい人生にはならないように思います。
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私が20代のころの話なのですが、
有楽町の有名なビルを一棟持っている男性と
異業種交流会だったかで、
話す機会がありました。
その人は、お金はもう十分あるから
還暦前に仕事は辞めた、と言いました。
悠々自適なんですけど、
表情が冴えなくて、暗いんです。
そして、
お金があっても、楽しみがないんじゃ
さみしいものですよ、とぼやきました。
誰も自分を誘ってくれないし、空しいですよと。
子どもといってもいいほど若い私に
なぜそういう話をしたのか分かりませんが、
（若い女性をどうこうしようという雰囲気は
微塵もありませんでした）
とにかくとっても寂しそうだったんです。
でも、かといって、
じゃあ友だちになりましょう、
というわけにはいきません。
そのときの私は、まだ駆け出しでしたが
すでに記者になっていたので、
そうなんですね、と
話をしっかり聞いて、頷いていました。
いまはこう思います。
誰も誘ってくれないなら、
誘ってくれるような自分になるための
投資をすればよかったんじゃないかなあ。
何かの講座に通って友だちをつくるとか。
また、時間が余って仕方ないと言うのなら、
困っている人のために使うこともできます。
時間も資源だから、これも投資ですよね。
～ ～ ～
株や不動産投資など、
直接的な儲けのための投資だけではなく、
自分に投資をするという発想は大事だと思います。
あの男性、顔も名前も全く覚えていませんが
寂し気な雰囲気だけは覚えています。
お金はないよりあったほうがいいと思うし
私もあればあるだけよいですが（笑）、
それだけじゃ幸せじゃない。
幸せに投資しないと寂しい。
そして、幸せの原資こそ自分自身である。
そんなことを、
あの男性は知らせてくれたのでしょうか。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
