きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

100年続く家と会社にしよう! 鎌倉投信で聞いた「瓦職人の5つの心得」

 

こんにちは!
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
 
youtube【幸せに働き生きるヒント】
46回目のテーマはこちら。
 
鎌倉投信で聞いた
100年続く家と会社。
瓦職人の5つの心得

 

Solo Travel Hacks (85).png



この動画では、
鎌倉投信社長の鎌田恭幸さんにお聞きした、
瓦職人さんの
「家を100年持たせるための5つの心得」
紹介しています。
家に限らず、会社にも通じる心得なんです。



鎌倉投信の社屋は、近代的なビルではなく、鎌倉の古民家です。
鎌倉投信japanist用 (7).jpg



では、今回の動画のおまけブログとして、
伝えきれなかったことを補足しますね。


【以前は、ハクビシンとアライグマの住処】
いまは旅館のような素敵な佇まいの本社ですが、
創業時は、ハクビシンとアライグマの住処だったそうです。
雨漏りはするわ、床は抜けているわ…。
でもご覧のとおり、もとはいい家です。
幸せに持続する会社・社会を
当初から大切に考える会社ですから、
古い家も生き返らせて使います。
地元の大工さんに依頼して、
徹底してリフォームされました。
そこに、今回の動画の主役ともいえる、
この道50年の瓦職人・鈴木さんが現れたのでした。



【鎌倉投信が投資先を選ぶ基準】
※ 投資先はこちら
同社の真骨頂の一つは「どんな銘柄を買うか」です。
一般的には「儲かるか」「安定しているか」で選びますが、
鎌倉投信は「人を幸せにしているいい会社か」で選びます。
よって、投資する前には必ず企業を訪問し、
ヒアリングをしています。
ここまでやる会社は珍しいです。
選定基準は、社長の資質、公器性、
経営の軸が見えているか、理念に共感できるか、
働く人がいきいきしているかなど約40あり、
どんなに業績がよくても、
上記の定性的な評価が低ければ投資しません。

なぜならば、
鎌倉投信のリターン(儲け)の定義は、
「お金」そのものではなく、
「幸せ」や「社会の豊かさ」にあるからです。


私は人生のモットーが「きれいごとでいこう!」で、
youtubeチャネルは【幸せに働き生きるヒント】です。
鎌倉投信の考え方とそれに即した行動を見れば、
応援したい気持ちはわかっていただけるでしょう!

 

【リーマンショックとともに船出】

 鎌倉投信の創業は2008年11月。
あのリーマンショックの2か月後でした。
4人の創業者で2億円を資本金としますが、

投信という事業は軌道に乗るまでが長く、
投資運用が始めるまでの1年半は無収入だったそうです。

その上、古民家の改修には大変なお金がかかります。

個人が投資信託の会社を起業するのは
そのようなわけであまり例がありません。

お金も大変なのですが、
精神的に耐えられないとも言われます。

当初は70人入る説明会場に、
3人しか来てくれなかったり、

社屋で頻繁に行った説明会が
マンツーマンだったり、

なんだか…、励まされる話です。



最後に、おまけのおまけ。
私は取材や社員さんの研修で
少なくとも4回は同社を訪ねているのですが、

最初に伺った2012年は松葉杖でした~。

鎌倉投信2a.jpg

一緒に伺った高野登さんと中馬幸子さんのお陰で
辿り着くことができました!(笑)

骨折ではなく、ダンスと筋トレが過ぎて
肉離れを起こしてしまって。

当時、創業メンバーで運用部長だった
新井和宏さんはこの姿を見て、
「これで瀬戸川さんのことは忘れません」と(笑)。

ちなみに新井さんはその後、鎌倉投信から独立し、
株式会社eumo(ユーモ)を創業されています。
ホワイト企業大賞の委員同士としてもご一緒しています。

~  ~  ~

今回、収録のために、
久しぶりに鎌倉投信の鎌田さんとお電話して、
そのぶれなさというか、
思いの深さに改めて触れられました。

社会人の方々にも学生さんにも、
鎌田さんをはじめ、
いい会社を心から応援している大人たちがいることを
知っていただきたいです!

ではでは、
Solo Travel Hacks (85).png

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。

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「顧客満足」の失敗学 社員満足がCSを実現する! - 瀬戸川 礼子

 



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