私は1993年から記者をしてきて、
かれこれ28年になるんですけれども、
取材に行くときは、
これと、これと、これを大切にする、
というものがいくつかあります。
今日はその中の2つを紹介します。
一つは、情報収集です。
経営者が本を出していたら、
極力、読んでおきます。
本が絶版などで取り寄せられなくても、
ホームページはくまなく見ておきます。
FacebookやブログなどのSNSや
ネット記事も極力さかのぼって読みます。
それによって
相手が大切にしていることをくんで、
こちらもお土産として良い情報を持参します。
つまり、情報収集の中身は2つあって、
「やっていること」と「やっている思い」です。
で、「やっている思い」に深いところで触れ、
話す側の思いと聞く側の思いが
深いところで触れあったとき、
自然に涙があふれてきます。
そのインタビューは最高のものとなり、
記事にもそれを込められるし、
私の人生の思い出にもなります。
そして、もう一つ取材で大事にしているのは、
「顔」。
情報収集と同じくらい大事です。
話し手からこちらを見たときに、
「興味津々で聞いてくれている」
「楽しそうに聞いてくれている」。
そう思ってもらえるような表情で聞くこと。
ある取材先で、広報の方が撮ってくれた取材中の私。
自分で見ても楽しそうに聞いてる。
もちろん演技じゃなくて、ホントに楽しんでます。
表情って、あまり重視されない気がしますが、
顔は言葉よりもメッセージ力を持ちます。
私は顔(表情)はめちゃめちゃ大事だと思う。
たまーに、取材される側になったとき、
①情報収集してくれているか、
②どんな顔で聞いてくれているか
これによってやはり気分が違ってくるんですよね。
~ ~ ~
ということを、
もっと簡潔にtwitterに書いたんです。
そしたらバレエアーティストの友だちが
コメントをくれました。
すべてはアトモスフィア(atmosphere)
から生まれるんだと、
10代後半のバレエ学校時代に散々教わったと。
アトモスフィア(atmosphere)は、
これ私も大好きな英語で、雰囲気のことです。
(大気、空気、大気圏の意味も)
ほんと大事。アトモスフィア。
「記事を書かなきゃいけないから来ました」
なんていう姿勢は論外です。
~ ~ ~
話を今日のテーマに戻すと、
要するに
「私はあなたのことが知りたいんです」
が伝わるように準備し、
「私はあなたのことが知りたいんです」
が伝わるような顔(表情)で聞く。
当たり前なんですけど、
当たり前のことをしっかりやる。
つまり、凡事徹底が大事ですよね。
これzoomだと伝わりにくいから、
余計、やったほうがいいですよ! 特に顔。
ではまた~(^^)
具体的な聞き方の極意(肯定編)も見てね~。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
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