きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

ホラクラシー「究極のゴールは、働く場所が愛に満ちた場になるかどうか」

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

土曜日の今日は、朝9~11時まで
「ホラクラシー」のオンラインセミナーを受けました。

ホラクラシーは、組織の自律分散型メソッド。
部長、課長などの役職をなくし、
自律した個々および組織が生産性をあげていく
経営システムです。

 

自律という意味では『ティール組織』と似ていますが、
ティール組織は、組織そのものを生き物と捉えた
概念・在り方であるのに対し、
ホラクラシーはメソッドであり道具です。

 

今日は『ホラクラシー』の改訂版 出版記念で
著者ブライアン・ロバートソンさんが登壇するというので
どんな方だろう?と興味を持って参加しました。
主催は、本書の版元である英治出版です。

 

ブライアンさんと、本の監訳者・吉原史郎さん

 

人が、命令ではなく自律して働く尊さについて
関心のある方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね!


で、私がいちばん関心を持っていた
ブライアンさんはどういう人なんだろう? ですが、

雰囲気も話し方も、落ち着きと明るさが同居している
印象でした。呼吸が深い、という感じがしました。

アウェアネス(気づき)で大切にしている一つは、
メディテーション(瞑想)だそうです。

若い頃は伝統的な瞑想をしていたけれど、
いまは生活の中で、この瞬間、瞬間、
自分の中に何が起こっているかを観察している
ずっと瞑想しているようなものなのだと。

この感覚は、私なりに共感するなあ。
自分で自分を始終、静かに観察しているのです。

 

~  ~  ~

そして、
なかなかホラクラシーが受け入れられない時
どうすればいいのか?に対しては、

「自分以外の人も、自分と同じように
まわりを大事にしていほしいと思うなら、
自分がその模範になることですね」と。

「無理強いすると人を傷つけます。
人を変えたいなら、
自分がその人を愛したり、受け入れたりすること
相手がその行動を見て、どうして?と
そこに好奇心を持ってくれればいい」と。

日本でも昔からこういうことは言われていますが、
「ああそうだよな」「やっぱりそこだな」と
改めて思うのでした。

~  ~  ~

そして、私が最も印象に残った
最後の言葉はこちらです。

ホラクラシーを世界にどう届けるか?
という質問に答えた言葉でした。

ホラクラシーはただの道具です。
究極のゴールは、
働く場所が愛に満ちた場になるかどうか。
そうなれば、世界はもっとすばらしくなる。
一緒に働く人に、たびたび、愛していると
伝えているでしょうか?


そう!そう思う!
働く場所が愛に満ちたものになるかどうか。
まさにそれ。

日本人はあまり口にしないことを
ストレートに言ってくれて、
胸がすく思いでした。

愛に満ちた場であれば、
いいときばかりでなく、
雲行きが怪しくなったときも困難なときも、
言いにくいことを言い合えたり、支援しながら
目的への「道」を歩んでいけるでしょう。


私も研修などで「愛」という言葉を使いますが、
これからも遠慮せず、しっかり使おうと思いました。

充実の土曜の朝を過ごした
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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