2018.7.20
ダイヤモンドメディアの武井浩三さんによる
「武井塾」がありました。
天外司朗さんの「天外塾」が
ゲスト講師を招いて行なう3回シリーズです。
ダイヤモンドメディア(株)も
ホワイト企業大賞の大賞企業です。
上司部下の関係がない、
権限が分散しているので 意思決定の責任を明確にできない、
株主の武井さんに権力が集中しないよう
会社内組織に株を全部移してしてしまうほど
徹底して権力を分散化
お金を使うことなどに稟議書がいらない、
出社せずどこで働いてもいい、
全員の給料を社内公開、
ホウレンソウの命令も義務もない、
明文化された理念もない (こうしたいという想いはある)
などなど、面白いんです。
近年では、 ホラクラシー経営とかティール組織とか、
新しい概念が登場し、
先駆者とされるダイヤモンドメディアは注目の的ですが、
武井さんも言っていました、
わかり合った友だち同士などでは、
さっきのあれ↑ もうやっているんですよね。
それで上手くいっている。
なので、会社でできないはずはないのです。
これは、前日に聞いた「森へ」の
山田博さんの話と繋がるのですが、
まさに自然がそうであると。
(そのときのブログはこちら) https://reikosetogawa.seesaa.net/article/201807article_18.html
森は命令も管理もなく、画一化もされていないけれど
むしろだからこそ、
それぞれが命を輝かせて共生しています。 命が終わったら終わったで、
次の命の糧として意味を持ちます。
こうした「カオス」(混沌)を受け容れることが、
武井さん達が命名した
「自然(じねん)経営」には欠かせないのでしょう。
そしてまた、カオスを受け容れられる人は
「そこはかとない不安」(山田博さん)を
手放せる人なのかもしれません。
自然がそうであるように、
自然経営もゆっくりと機械的組織から変容していくもの。
ダイヤモンドメディアもここまで10年かけています。
だから根付くのでしょうし、
根付けばネットワークを広げていくことができます。
私たちもそうだけれど、
未来を担う子供たちには、
のびのびしにくい機械的な組織よりも、
のびのびできる「生命的組織」で
幸せに働いてほしいなあ!
上記のような
ホラクラシーやティール組織だけではなく
私がたくさん取材させてもらっている
大家族主義の会社も人が輝くいい組織だと思います。
人間愛をもって人の輝きを引き出す。
そういう人や、そういう組織が増えますように。
その準備を自分ができる限りしてからさよならするのが、
大人である私たちの役目のようにも思うのです。
経営ジャーナリスト・講師の瀬戸川礼子でした。
YouTube やってます、全体のラインナップはこちら。
====