こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
銀座という街が好きな人はとても多いと思います。
私もその一人なんですが、
昨日、前を通りかかって、
街を彩っていた「三愛ドリームセンター」が
先月で閉館していたと知りました。
実は10年くらい前から、
このビル、なんか元気がなくなってるな…
とは感じていたんです。まるで生き物みたいに。
今年で60年のビルです。
人間ならまだまだ若いんですが、
ビルは老朽化で来月から解体されるそうです。
解体だけで2年間を計画しています。
ユニークなのに悪目立ちしないガラスの円柱ビル。
あの姿が消えてしまうと思うと、
意外と愛着を持っていたんだと気づかされ、
ちょっとさみしい気がします……。
あるのが当たり前だったけど、
なくなるとさみしくなる。
このビルは「前に何があったっけ?」とはならず
人の記憶にしっかり残っている。
そういう人生というか「ビル生」は幸せなのかも。
昔は水着を買うならここがお決まりでした。
今は水着を買う必要もなくなっちゃった(笑)
ビルがなくなるのは残念ですが、実は期待もあって。
新しいビルのコンセプトは
「CIRCULAR(サーキュラー) めぐり めぐる よろこび」だそうです。
ということは、もしかして、
新しい円柱に生まれ変わるのかな?
それがいい、それがいい。
建ぺい率的にもったいないかもしれないけれど、
悪目立ちしない円柱がいいなあ。
しかも、設計者は福井県あわら温泉の
「光風湯圃べにや」さんと同じ方なのです。
※べにやさんの希望のお話。よろしければぜひお読みください。
三愛ドリームセンターは幕を閉じましたが、
街は生き物。新しく変わっていくのですね。
銀座4丁目にどんな価値が誕生するのか、
楽しみに待ちたいと思います。