きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

ホワイト経営合宿2015 「石坂産業」を感じよう


2015年10月27~28日「ホワイト経営大賞」の
“ホワイト経営合宿” 6 回目が行われました http://whitecompany.jp/kouza/camp/
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毎回、同大賞の委員が得意分野をナビゲートする合宿。
今回は私がナビゲーターとなり、産業物廃棄業「石坂産業」を訪ねました。 http://ishizaka-group.co.jp/
…業種は産廃ですが、もはや「リサイクル業」と呼びたい会社です。

本社の屋上からプラントの屋根と森をのぞむ 画像













同社は、個人住宅を解体した際の屋根~土までガレキ類の受け入れ、
その95%をチップなどにリサイクルする高い技術力を誇ります。
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しっかり投資を行ない、工場の独自ノウハウまで、
「見える化」をこえた「見せる化」をされています。


工場見学が終わって外に出ると、壁に楽しいイラストが。 私の手の先に典子さんと靖子さんが描かれています(見え難いけど) 画像


















本業以外に、16万平米の森の管理、地産地消の物産、6次産業など
多様な取り組みを行ない、地域に必要とされる会社に。

森を散策。おいしい空気を吸い込みます。 画像













くぬぎの森。今年はコナラのドングリがたくさん! 画像













3年前に同社を知り、今回で私が訪問するのは6回目になります。
回を増すごとに社会的な使命が色濃くなっていて、
日本が世界に誇れる企業へと成長されているのを感じます。

敷地内に神社を建立 画像













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会議室の個々のテーブルに、森の恵みでつくられたオブジェと花 画像













常務の石坂靖子さん&社員さんと私の座談会 画像














本社のきれいなトイレ☆ 画像




















この合宿では、最寄駅の送迎、会場の室礼、見学、ランチなど、
あらゆる場面で全社一丸のおもてなしを感じ、頭が下がりました。
スムーズな連携のためのインカムも上手に活用されていました。


1泊2日の合宿の冒頭、社長の石坂典子さんは言いました。 「はじめて工場を見たとき、この人たちは感謝されなければならないと思いました。
みなさんが捨てたゴミに手を突っ込んで働いているんです。
ご覧いただければ、必要な仕事と思ってもらえるんじゃないかと思います」


いや本当に、誰がゴミを処理しなくては、日本はゴミの山になってしまう。
絶対になくては困ります。
けれども蔑まされてきた「廃棄物処理」という仕事。


典子さんはこの「形のない見えない仕事」をブランド化してきました。
「廃棄物処理だけでは注目されませんが、
管理する森のJHEP認証AAA取得や環境教室などで注目されていきます」と。


そうなんですよね。プラント見学や講演だけではなく、
森の散歩、森のカフェ、神社、道の駅ならぬ「寄り道の駅」、
古民家「三富今昔館」、「足湯」など、見どころ満載で純粋に楽しい! 
1泊2日まるまる学んでもまだ学びつくせないのです。

古民家を生かした「三富今昔館」 画像













石坂靖子さんとオート三輪に乗ってみました(*^_^*) 画像















石坂産業グループの「寄り道の駅」。地元の野菜やお菓子など物販と、 2Fは地産地消のレストラン、3階は住民の作品(陶芸など)。 画像















1日目の夜の懇親会場は、飛行機発祥の地・所沢「航空記念館」で。 併設されたレストランには石坂産業がつくる野菜が卸されています。 特別にナイトミュージアムとして、展示室にも入れていただきました 画像


















年内には宮大工がつくる「交流プラザ」が完成し、
森も徐々に開放していく予定とのこと。
ますます一般の見学者が足を運びやすくなります。
透明性が高まることで、ますます磨かれていく石坂産業。
その果てしない潜在能力を思うとぞくぞくします。

今回の合宿に全面協力をしてくださった
石坂典子さん、石坂靖子さん、社員のみなさま、
ありがとうございます!

ホワイト合宿ナビゲーターで

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。