きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

突然 会えなくなるということ


またいつでも会えると思っていた人が突然、倒れて亡くなられたと聞き、
驚きや悲しみや後悔がぐるぐると頭をまわっています。
昨日の朝も、Facebookに普通に投稿されていたのに…。


歳を重ねるということは、
交流が増えるということは、
こうした悲しみも増えることなんだ、と思い知らされています。
あと30年生きるとして、増えていく悲しみに耐えられるのかな。

それにしても、人ってこんなにもあっけなく逝ってしまうんですね。
いつも会っているわけではないから、また会える気がしてしまうけれど、
もう、どこをどう探してもいないんですね。
この前までいたのに…不思議です。


人生の大先輩なのに、そんなそぶりをまったくされない人でした。
中馬企画さんの私の講演に毎回来てくださいました。

大きな体を揺らして、笑ってうんうんと聞いてくれるから、
いつも伸び伸び話せたのです。

それなのに私は、
ありがとうの気持ちを本当に伝えていなかった気がします…。
手に入りにくい美味しいお土産もいただくばかりでした。

ひと月前くらいにふと、あの人にはいつももらうばかりだから、
次に会ったときは必ず何か素敵なものをプレゼントしようって思い、
それから何度かそれを考えていたりして。 でも遅すぎました。

ありがとうとごめんなさいが交錯します。

その方と私には共通の友人が何十人もいて、
中でも高野登さんのことを尊敬されていました。
「僕は誰よりも高野登さんの追っかけなんですよ」と、
嬉しそうに、誇らしそうに言っていました。
そしてよく、観音様の美しい絵を描かれていました。


これから神さまの近くで、
追っかけを生かした塾を開講される様子を想像したら、
ほんの少しだけ慰められました。


周りの人を大切にするーー、尊い気づきを最後までくださいました。
どうぞ安らかに。。。
ありがとうございました。

合掌


瀬戸川礼子