きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

ホテルオークラ物語 さようならルース駐日米大使


ホテルオークラに行ってきました。
広報の方が、さっきこんなことがあったんですよと、
すてきな話を聞かせてくれました。
ホテルオークラ東京のロビー

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今日は、ルース駐日米大使の帰国の日。

アメリカ大使館とオークラはお隣さん同士で、
ルース大使はお客さまでもあります。
出来る限り、みんなでお見送りしようとなったそうです。

シェフたちはコックコート姿で、
総支配人はスーツ姿に「ともだち作戦」のときの野球帽をかぶり、
広報やいろいろな部署の人たちも加わり、
約30人のスタッフが外に並んで花道をつくりました。

やがて、米大使館から、
ルース大使と夫人を乗せた車が、ゆっくりと出てきました。

30人のオークラスタッフは、
両手に持った日本とアメリカの国旗を振って、
感謝とお別れの意を伝えました。

 


すると、車が止まり、ルース氏と夫人が降りて来たそうです。

そして、「Thank you, Thank you」と言いながら、
一人ひとりとかたい握手を交わしました。

30人いるので時間がかかりますが、
飛行機には間に合うから、全員と握手がしたいんだ、と。

思いがけない計らいに、夫人は泣いていらしたそうです。

広報の方は、
こういうことをして差し上げられることこそが、
ホテルで働く醍醐味なんですと、言われました。


任期中、47都道府県をすべて訪問し、
米大使として初めて広島・長崎の平和式典に出席したルース氏。

どうぞ、日本の真心を忘れないでいてくれますように。
願わくばオバマさんにもお伝えいただき、
平和式典への参加を後押ししてくれますように。
4年間おつかれさまでした。


国を超えた、人と人との心の触れ合いに
目頭が熱くなった ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。 

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子