きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

被災地からのメール


お一人やっと、一ノ関のセミナーで出会った方と連絡がつきました。

社員思いの若き経営者で、ご家族も社員も、ご無事でした。

本当に、よかった。


ただ敷地内の、180余年の歴史を持つ建物は崩れたそうです。

社内も被害が多かったはずですし、

営業再開のメドもまったく立っていないそうです。


でありながらも、

自分のことよりも、ほかに目を向けられていて、

今から、毛布や上着を沿岸部に届けに行くと、メールにありました。


最後に書かれていました。


「よかったこと」

・ガソリンがないので歩くと、自然とあいさつができ、

 暖かい気持ちで支え合えること。


・寒いから、愛娘がゆたんぽ代わりになって温かかった。


・家族全員でろうそくの下、ゆっくり話ができました。

 90歳になるおばあちゃんは関東大震災にも合っていて、

 そのときの話をすごいねとみんなで聞きました。



無事であっても不安はぬぐえないでしょうし、

これからの生活は大変でしょう。


社員の生活をどう守るか、重い責任も感じられているはずです。


でも、このようなときに、

“よかった”を探せる前向きさ、

被災に合いながらも、ほかの人を助けようとする思いやり、

心配している人を安心させようとする心遣い…、

読んでいて胸が熱くなりました。



がんばれ、Sさん!!!!!