こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
今日のテーマは「紫陽花と組織の共通点」です。
なんのこっちゃという感じですが、あるんです、共通点が。
さて、先日、青い紫陽花を買いました。
きれいですよね、紫陽花。色が変わっていくのも楽しい。
数年前から「ほしいなあ」と思っていたのですが、
なかなか踏ん切りがつきませんでした。
なぜなら、紫陽花は草ではなく「木」だからです。
一度買ったら毎年毎年、管理する責任が付いてきます。
しかも、落葉樹なので秋冬は枯れたようになっちゃいます。
庭に植えるなら放っておけばいいけれど、
私のように、ベランダ&鉢で育てるとなると
正直、つまらない時期が長すぎるなあ……と躊躇していました。
でも、やって見なきゃわからない、
一度はチャレンジしてみようと、ついに買ったのです。
家に着くと早速、「ほら、日光だよ~」と
日の当たるベランダにおきました。
ちなみにこんなに立派で1,280円。安すぎませんか?
生産者を思うと、もっと高くていいのになと思います。
水やりもOK、光も風もOK。
まだ小さな花もこれから大きくなっていくでしょう!
これからが楽しみだな~と、にこにこ眺める私。
~ ~ ~
ところがです。
2日目、3日目とだんだん元気がなくなっていきます。
5日目になると、すべての茎がぐったり曲がり、
ひん死の状態になってしまいました。
これは大変!と
YouTube先生に助けを求めました。
~ ~ ~
さすがは YouTube。
たいていのことは、専門の先生が無料で教えてくれます。
(私も自分のYouTubeチャンネルで【幸せに働き生きるヒント】
を無料でアップしております^^)
先生方によると、原因はーー、
日陰で育ち、日陰で売られている紫陽花は、
買ってすぐ日向に出すと、
日光が強すぎて枯れてしまう
ということでした。
今まで買ってきた植物は大丈夫だったけれど、
耐陰性の紫陽花はダメだったみたいです。
そうだったのか~(涙)。
すぐ室内に避難させ、6つの花のうち
何とか持ち直せそうな3つを切って花瓶に活けたら
不幸中の幸いで、花はしゃきっと元気になりました。
ただし、鉢のは大きく切り戻すことになりました。
6月まで楽しめるはずだったのに…。
5月はじめでこんな状態に。
つまらない……。
でも、木は生きているので捨てられません。
来年に向けて、大きな鉢に植え替えをし、
地道に(ほんと地味)育成をサポートしていきます。
~ ~ ~
と、そんな出来事があったのですが、
紫陽花と組織の共通点、感じられましたか?
いろいろな観点があるかもしれませんが、
私が思ったのは、
閉鎖的な組織が突然、開放的になれないのと同じで、
徐々に経験を積む必要があった、ということです。
開放的だったり、透明性が高かったり、
権限委譲が当たり前の文化を「光」とすると、
その光に当たったことがない組織や人はーー、
管理型で前例主義で保守的な組織に慣れた人は、
「光」に徐々に慣らしていかないと
目くらましに遭わせたような恰好になってしまう。
すると、せっかくの素晴らしい光を
乱暴な嫌なものだと思わせてしまう可能性があります。
だから、押し付けないように、必要な時間をかけて、
「光はいいものだ」と思ってもらえるように導いていく。
急がば回れであり、
急いては事を仕損じる、わけですね。
植物はこんな風に大切なことを教えてくれるのです。
~ ~ ~
ところで、こんな悲劇が起きないように、
花を売る人が事前に教えてくれればいいと思いませんか?
私は植物LOVEなので、紫陽花の鉢を買った人の多くが
同じ思いをするのはすごく悲しい。
紫陽花もかわいそう。
もし私が店員なら、注意書きを書いておくけどなあ…。
で、ここでもまた学びがあるんですけど、
大事なものはいい店(会社)を選んで
買わなければならない、ということです。
私が紫陽花を買ったのはホームセンターで、
花屋さん(専門店)ではありませんでした。
たくさんの花の中から選べるし、土も売っていて
便利なのでここで買ってしまったのです。
もちろん、花に詳しい店員がいるホームセンターも
あると思いますが、このホームセンターにはいませんでした。
いい仕事は、仕事に愛情を持った人と組むこと。
これも大事な視点だと思います。
切り花にした紫陽花もだんだんしおれてきたので、
最後は、水に浮かべて楽しみます。
植物大好きなのでYouTube【幸せに働き生きるヒント】でも取り上げています。
よかったらご覧ください。