きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

女ごころと客ごころ

 

私はどうもしっかり者に見られます。

このブログにお付き合いくださっている方は、

意外とへなちょこだということに、

うすうす気付かれていると思うのですが

多くの場合、芯が強くしっかりと見えるらしいです。

 

仕事柄、そういうイメージがありますし

そう思っていただけて有り難くもあるのです。

 

でも!

人から、礼子さんは“強い”ですね

と言われるのはイヤなんです(笑)。

なんだか突き放されたみたいな。

 

わかるかなあ? この “女ごころ” (←重要)

 

それで、お客さんにも同じように

“客ごころ”ってあると思うんです。

 

たとえば出張先のホテルのフロントで、

お客さんが「貧乏暇なしでね」と言ったら、

「そうでしょうね」と受けこたえするのは、

まずいですよね。

 

そんなことを言う人は普通いないんですけど、

でも、「はあ」とか「いやあ」とか、

肯定でも否定でもない、

もごもごした受けこたえをしている光景を見ることがあります。

 

そのこたえ方は、

お客さんにとっては「つまんない」んです。

 

そもそも「貧乏暇なしでね」が、

つまんないという話は置いといて。

 

お客ごころ としては、

「いえいえ○○さんはご活躍ですよ」とか

「とんでもありません。いつもご利用うれしいです」とか、

「さっそうと働かれていらっしゃいますね」とか、

貧乏を否定してもらいたいんです。ホントはね。

 

実際、ビンボーだったとしても、

せめて会話では否定くらいしてほしい…

というのが、お客ごころだって思うんですよね。

 

 

それでさらに、

元気が出るような言葉をおまけで言ってくれたら

「お!」ってうれしいんです。

お客ごころとして、リピートしたくなる。

 

 

そういうことを、瞬時にぱっと言える人が、

サービスのプロであり、

思いやりのある人と言うんじゃないかな。

 

 

瞬時に反応するためには、

そう思っているか、トレーニングが必要ですが、

私自身も大切にして気をつけていきたいです。

 

それで、女ごころのほうも大切にしてほしいです(笑)

しっかりしてそうだからって、

放っておくと泣きますよ。

 

うそですけど。

 
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。


 『女将さんのこころ その三』旅館の女将さん55人の人生哲学。
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