田中典生さんのオフィスでうかがったお話です。
「経営って何ですか?」
そう聞かれたとき、どう答えたらいいでしょう?
広辞苑では、3つの意味合いが書かれています。
①力を尽くして物事を営むこと
②あれこれと世話や準備をすること
③継続的・計画的に事業を遂行すること
普通は③を頭に浮かべますよね。
「会社を営むこと」と思うのが一般的だと思うのです。
ところが、経営という漢字は、
もともと「けいめい」と読んだらしい。
(源氏物語にも登場する言葉だそうです)
そこで、「けいめい」と読み替えて広辞苑を引くと、
素晴らしい意味が書かれていたんですよね!
経営(けいめい)
①あれこれとしつらえること。かけまわって世話をすること
②もてなし。ごちそう
そうでしたか。 世話をすることだったんですね。
世話・・・人のために尽くすこと。
まさに、これが経営の原点だと。
人のために尽くして、
自分もうれしくて、
それによって生活も回る。
理想的な循環。「けいめい」。
いい言葉だなあと思いました。
経営というと、会社組織を指すようですが、
それだけではなくて、
私は、人間一人ひとりも、
自分という会社の経営者だと思うんです。
私は瀬戸川礼子という人間を経営しています。
読んでくださっているあなたは、あなたの経営者です。
こればっかりは、自分にしかできないんですよね。
会社もけいめい、
自分もけいめい。
人に喜んでもらうことが、
やっぱり自分にもいいことなんですよね。
いい言葉に出会いました!
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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