こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
コスモ石油ガスの特約店(LPガス)が集う
勉強会「タスクフォース21」の1月例会にて、
電通の小高尚子さんのセミナーを拝聴しました。
以前、私も講師を務めさせていただいた関係で、
ときどき参加させていただきありがたい限りです。
タスク21の例会は今回で実に80回を数えます。
さて、小高さんのお話、とても興味深かったです。
小高さんは同社のグローバル事業統括局で、
アソシエイト・スーパーバイザーを務められていらっしゃる方。
数年前に、コスモ石油ガスの小冊子にて、
座談会をご一緒する機会があり、
発想の豊かな方だなあと 思っておりました。
今回のセミナーでは、電通制作のCM映像の意図や、
昨今のマーケティング事情など、面白い話題がたくさんありました。
ご快諾くださったので、最も印象に残ったものを一つご紹介します。
「味噌煮込まれうどん」 です。
普通は「味噌煮込みうどん」ですよね。
これは作っている人間の視点であると小高さんはおっしゃいます。
なるほど、その通り。
一方、煮込まれているうどんの視点に立つと、
「味噌煮込まれうどん」になると言うのです。
ん!確かに。
これ、とっても面白いと思ったんです。
自分視点ではなく、
ほかの視点で考えると世界が広がる感じ。
応用編として、こんなことも教えていただきました。
「洗濯機から見た自分はどう見えるか」
「部屋から出た自分を、部屋が評価したらどうなるか」
電通はマーケティングのプロ集団でもあるので、
発想力を育むツールとして使うそうですが、
私はこれ、自分を客観的に見つめるときに使えるなと思いました。
他人から見た自分の評価を想像するのもいいけれど、
モノから見た自分の評価を想像すると、
より「素」の自分が出そう。
しかも冷静に見られそうです。
たとえば、私の机は、私のことをどう見ているんだろう。
「じっとしていない」、
「締切が近づくとやっと集中してくる」、
「わりときれいに掃除してくれる」
、「実はパソコンが苦手みたいだ」、
「よく嬉しそうにメールを見ている」、
「昨日コーヒーをこぼされて熱かった」
書けないこともあるんですけど(笑)、
いろいろ思っていることでしょう。
普段の自分の長所と短所が見えてきますよ♪
こちら、小高さんが翻訳されている本です↓
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。