きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

近代ホームの松本会長 還暦パーティ


こんにちは。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


“行列のできる工務店”「近代ホーム」の

パーティにお招きいただきました。


言うまでもなく、

私の初めての著書 『グレートスモールカンパニー』(現代書林) で

ルポルタージュした企業です。http://www.100kj.co.jp/


昨日は、創業者である松本祐(ゆたか)会長の

還暦パーティでした。

以下、普段どおり「松本さん」で進めさせていただきますね。


雑誌の取材で初めてうかがったときから、

6年ほど経ったでしょうか。

このときの出会いは一生をかけても感謝しきれないほどです。

 

インタビュアーとして、一個人として、

どれほど多くを学ばせていただいたことか、

それを考えると胸がいっぱいになります。

近代ホームの純粋できらきら輝く姿は、

年ごとにその存在力を増しています。

このご時世、家を新築している現場は

ほとんど街に見なくなりました。

 

ところが、近代ホームはいまだに

行列のできる工務店なのです。


松本会長&後継者の松本典朗さん(左)、松本裕重さん(右)と。

近代ホームグループには松本てる子社長、

岡山真弓社長もいらっしゃいます。

 

画像












ヨコハマ グランド インターコンチネンタルの

最も大きな宴会場に、

ぎっしりと置かれた丸テーブルと椅子。

ポジティブな空気です。

 

画像











オープニングはなんと、

社員のみなさんと松本さんによるファッションショー。

みなさん、さまになっています。

松本さんは白のハンチングとスーツ。

チョイ悪男で登場♪ホントに還暦?

画像








画像









施工主のお一人が祝辞を述べられました。

住宅関連の仕事をされていて、住宅の知識も高い方です。

 

「毎朝、家を出て、

1回2回とわが家を振り返ってから

会社へ出かけます。  

帰ってきたらきたで、

家のまわりをぐるっと1周してから玄関に入ります。  

そのくらい自慢で大満足の家だからです」

 

また、『グレートスモールカンパニー』を

いつも持ち歩いてくださっていて、

「この本にある “悩むな、考えろ”

という言葉には何度も救われました」

と語ってくださいました。  

 

-ありがとうございます-


大工さん、事務社員さんら、

みなさんが次々と舞台で出しものを 繰り広げてくれます。

いったいいつ、練習されたのでしょうか。

 

松本さんにとってはどれもサプライズのプレゼント。

 

「いやあ、面白いこと考えるなあ」と終始、笑顔。

愛されていますね。

 

画像画像

















 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、工務店ならではの場面がおごそかに始まりました。

花道から、職人さんたちが甚句のような歌を歌いながら登場します。

画像












見事な柱。普通は2人では持ち上がらないし歩けません。

彼らはプロなのです。

画像














「上げるぞ」 「気をつけて」 「せーの!」 「よし」! 

これぞ チームワーク

この柱は、くわの形をしたカンナ「長鉋」(ちょうな)を使って、

カッタクリ加工したもの。

カッタクリとは、鎌倉彫のように削り落とした細工 のことです。(by 松本さん) 画像











 


画像



















 

 

あっという間に、総ひのき作りの神殿が組み上がりました。

本来、宮大工という特別の技能をもった

棟梁(とうりょう)が作る寺社建築。

 

もちろん、一本もくぎを使わずに。

技術力を垣間見ることができました。

祖父が棟梁だった私、

こういうのを見ると血が騒ぎます。かっこよかった!

画像













画像










 

 

豪華ビンゴゲームの後は、

ファンキーなダンサーが歌い踊ります。

「それが大事」(大事MANブラザーズバンド)


負けない事、投げ出さない事、

逃げ出さない事、信じ抜く事  

駄目になりそうな時、それが一番大事

 

負けない事、投げ出さない事、

逃げ出さない事、信じ抜く事  

涙見せてもいいよ それを忘れなければ



こういう志で歩いてきたということですね。

今日の松本さんは、

社員さんによる「ソーラン節」の舞台に

いきなり上げられて一緒に踊ったり、 担がれたり、

お孫さんから花束贈呈があったり、

サプライズの連続。

 

バースディケーキを前に会場に向けて

語っていらっしゃいました。


「今日は次々と驚くことがあるんですけれども、

思えばこれまでの人生がそうでした。

一つ問題が終わったと思えば次が来る。

でもそうやって近代ホームも

いまのように育ってきました」と。


妻であり社長のてる子さんをはじめ家族の大きな力、

忙しい中、息つく暇もなく趣向を凝らして

会場を盛り上げる社員のみなさん、

会社や取引先のみなさん、施工主のみなさん、

さまざまな立場から

この会場に集った人々のエネルギーが一つになり、

パワーを幾重にも増して、

また一人ひとりの糧としておさまっていくようでした。


画像










 

 

 『女将さんのこころ その三』旅館の女将さん55人の人生哲学。
おかみ3巻の表紙-文字大.jpg