きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

怒りの5つの使い道~セルフ・コンパッション

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

YouTube【幸せに働き生きるヒント140】は
「怒りの5つの使い道~セルフ・コンパッション」
をテーマにお送りします。

こちら

 

私は常々思ってきたことがあります。
それは、良心的な人ほど、
「怒り」をなかったことにしているみたいだ、と。

もちろん、暴力的な怒りなら出さないほうが賢明です。
「怒ると叱るまぜるな危険」という動画でも、
感情的に怒るのでなく、理性的に叱ろうとお伝えしました。

こちら

 

ですが、
性差別や人権侵害や不平等や不公正などの
問題を正すための怒りすら隠してしまっていいの?

そこに、悶々としてきました。


いつも平常心で害のない人は好かれます。
でも例えば、目下の人を不当に扱う人物に対して、
小さな怒りを内心では感じていて、
注意することもできる立場にいるのに、
何もしないで微笑んでいるーー。
それって本当に美徳なの?と、私は疑問でした。


こんなこともありました。
権限や実績を振りかざして威張る人がいて、
きつい口調で人を責めたてていました。
泣いてしまった人に後で慰めの声をかけると、
自分が悪いと言ったり、
心配をかけて悪かったと、
自分で自分をさらに追い詰めるのです。
それって立派なの? と、私はもやっとします。

なんか腑に落ちない……、
そんな経験、みなさんもないですか?

 

先日、この本に出会いました。
『自分を解き放つセルフ・コンパッション』

「怒りを解き放つセルフ・コンパッション」と
言い換えてもいいような、怒りを肯定した本で、
ようやく仲間に出会えた気がしました。


「怒っていいんだよ」。なのです。

 

「怒らない」とか「許す」とか
「働けるだけでもありがたい」とか
美しいベールに包んで問題を見えなくしていたら、
ずっと不当なことは続きます。

物事によっては、自分だけではなく、
次世代にまでループしていくんです。

そう考えると結構、責任ありますよね。

不当なことをしている人が
自ら正すのを待つ?
残念ながらその可能性はほぼないです。
だって、ほとんどの被害は、
被害者が声をあげて正してきたんですもん。

社会的な事件のみならず、
会社だって家庭だって同じだと思います。


たとえ何も行動できなくても、
生まれた怒りを無視しないことはできます!

で、もし、できることなら、
建設的な怒りに、
問題を是正するエネルギーに変えよう。

 

「いまの発言は不用だと思います」

「それはどういう意味ですか?」

「○○の点でおかしいと思います」

「○○と言うのは(するのは)やめてください」

「上手く言えませんが不愉快です」


例えばこういう理性的で冷静な発言から
始めてみませんか。

 

怒りをごまかさない。

私もこれを大切にしていきます!

 

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