きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

取り引きがプツンと終わるとき

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
 
昨夜の、東京オリンピック開会式
ご覧になりましたか?短い感想は最後に~。

 

さて今日のテーマは、こちら。
取り引きがプツンと終わるとき

 

ちょっとドキッとするテーマですが、
私にとっても大事なお話なのでシェアします。

 

 

高級飲食店のオーナーに電話取材で聞いた話です。
コロナでいろいろ見直してる中、
仕入先をいくつか変えるそうです。



飲食店が仕入れ先を変えるのは、
消費者がスーパーを変えるのとはわけが違います。
とてもとても大変なことなのです。

でも、変えようと思う、とのこと。



理由にはもちろん、
もっと美味しくていいものを
積極的に仕入れたい思いがあります。
これはごもっともですよね。

 

で、もう一つの理由が
「なるほど~」でした。

 

オーナーが言うには、
先代の時代から過去30年間、
ずっと食材を買ってきたのに、
一度も来店してくれない卸売ってどうなの?
と思ったからと。

 

ここ、大事ですね。

 

超がつくような高級店ですから、
そうそう簡単に行けないお店です。
 
でも、30年間、一度も、
このオーナーが継いでからは15年間、
一度もお店に来ないのはちょっと…。



実はこの話を聞いて、
私も思い出すことがありました。
十数年前、個人で起業する人に頼まれて、
診断士として助言したことがあります。
当時、いろいろな集まりで合うことが多い人で、
見返りはいらなかったし、
無事に起業できてよかったです。



で、この人は、私に会うたびに、
「一生、足を向けては寝られません」とか、
なんだかすごい感謝を口にするんです。



ところが、その後、何度もチャンスがあった
私のオープンセミナーには一度も来ませんでした。
その人が来なくて困ったことはありません。
 
ただ、一度も来ないということによって、
口先だけの「ありがとう」だと、わかっちゃった。
こうなると、言われたほうは白けてしまうというか。



高級飲食店のオーナーと、
「そういうところ大事ですね~」と、
ひとしきり共感しました。



取り引きがプツンと終わるとき、
それは突然ではなく、積み重ねの結果なんですね。
 
この話は他人事ではなく、
「人の振り見て我が振り直せ」だと思ったのでした。



~  ~  ~

【東京オリンピック開会式の感想】
2つだけ。
① 知らない国がたくさんあって、
みんなマスクしていて、でもみんな笑顔で、
とにかくいい思い出を持って帰ってほしい、
そしてまた日本に来てほしいと思いました。
オリンピック委員会はぐだぐだですが、
選手には一切、何の罪もないので、
いい時間になってほしいです。
 
② 選手入場の際、両脇に並んで、
全身で選手団を歓迎していた方々。
長時間ずっと大歓迎!を保っていて、
献身的だな~と思って見ていました。

 

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それではまた~
 
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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