こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
2019.3.8
旬刊旅行新聞のコラム
「女将の声」220回目の取材で、
「RAKO華乃井ホテル」の白鳥和美さん(左)を訪ねました。
ロビー。奥のラウンジは宿泊客でなくてもお茶できます。
諏訪湖を望む立地です
洋室が多いですが、奥にカウンターが付いた和客室も。
諏訪湖側の窓の向こうには富士山が。
冬だけ見える景色だそうです。
日体大を出ている異色の白鳥さん。
保健体育の先生を目指していたそうですが、
当時は就職氷河期。
そこで見つけたのは、
諏訪で初めてプールとフィットネス施設を付帯した
新ホテル「RAKO華乃井ホテル」の開業&人材募集でした。
ここなら、大好きなスポーツに携わりつつ
学生時代にアルバイトで学んだサービスも行かせると
思ったそうです。
諏訪温泉が引かれた大浴場からも諏訪湖が。
無我夢中の時を経て、20数年後、
一般社員だった白鳥さんは今、
女将であるだけではなく代表取締役社長に。
これは本当な稀有なことです。
華乃井ホテルのほか部品工場など
多角化経営をするグループのオーナーが、
白鳥さんが最大限に力を発揮できる環境を
入社時から提供し続けたようです。
白鳥さんも「限界への挑戦」を胸に、
決してあきらめなかった。
期待された以上のものを、
返そうと努力を重ねてこられたはずです。
就職当初、大反対だったご両親も、
今では白鳥さんの名刺を持って営業してくれているそうです(*^^*)
昨年、地元の高級旅館2店舗も傘下となり、
自社の大型土産店とあわせて
計4点を経営する「諏訪湖リゾート(株)」を発足。
白鳥さんは、自身が命名した
この新会社の代表取締役にも就任されました。
自社の一人勝ちではなく「諏訪湖」全体を売り出し、
ほかの観光施設とも連携して土地の魅力を
打ち出して行きたい、という願いが込められています。
私が数年前に長野で講演した折、
「瀬戸川さん、女将さん取材をしているなら、
白鳥さんをぜひ取材してください!すごい方ですよ」
とおっしゃる方がいました。
それをずっと心に留めていて、
今回ようやくお会いできたわけですが、
想像以上でした~。
それに、裏も表もない等身大の話に心弾みました。
会話をこえた対話っていいものだなあ。
白鳥さん、またぜひ、お話お聞かせください♪
※この後「諏訪大社本宮」「前宮」に向かいました。