「教養とは、人の心が分かる心のことを言う」
これは、養老 毅さんの昔の先生の言葉です。
ほんとそうですよね。
世間には、
「教養=豊富な知識」
と考える風潮がありますが、
人並外れた知識があっても、
他人の心の痛みや喜びを感じられないなら、
他人の心の痛みや喜びを感じられないなら、
教養のある人とは言いませんよねー。
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英語だと、
リベラルアーツ liberal arts
教養、教養教育、一般教養と訳されます。
自由・芸術が、なぜ教養になるの?
想定外の英単語ですけど、
想定外の英単語ですけど、
Education(教育)と異なることだけは確かです。
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リベラルアーツはギリシャ・ローマ時代の
7科目(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)
7科目(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)
が起源です。
リベラルとは自由なこと。
アーツとはアート(芸術)の複数形。
つまり私が思うに、
「リベラル・アーツ」とは、
古い習わしや、社会通念など、
人間を無意識のうちに縛り付けているものから
自由になるためのたおやかな感性です。
そしてその感性は無知では育ちませんので、
いくつかの学問が必要となる。
そんな風に解釈しています。
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日本の国会図書館には、
次の言葉が掲げられています。
(語源はギリシャ語)
「真理がわれらを自由にする」
(Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ)
さて、どういう意味でしょう?
私にもわかりません。
こういうことかな?と思うところはあるけど、
もうちょっと、考えたい。
どうせ「これ」という正解はないのです。
でも、それを自分なりに探すのが、
面白い思考の旅です。
真理ってなんだ?
自由ってなんだ?
真理がないと自由がないってことか?
ぐるぐる。
疲れますよね。ぐるぐるって。
そのプロセスもまた、
「真理がわれらを自由にする」
一つだと思うのです。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
ではまた~
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