きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

何事も無駄はない。すべてが栄養になるというお話

 

こんにちは~。
今日のテーマは、
「何事も無駄はない。すべてが栄養になる」


私は記者になって28年になりますが、
まったく畑違いのところからやって来た者です。


エレクトーンの先生を丸4年やって、
働きながらアルバイトもして300万円を貯め、
大好きなニューヨークに丸1年暮らし、
帰国後は、数カ月プータローになり、
派遣社員とかもやって、
その後、幸運なことに、
現在の経営ジャーナリストに繋がる
出版社に入ることができました。


当時はまだ高卒だったので、学歴はおろか、
コネも実力もないのに、入れた。

それはなぜかというと、
実は、音楽ができたからなんです。

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偶然にも編集長が、
子どものころからの夢だったという
ピアノを習いたてだったんです。


編集長は、事業家の家に生まれたお坊ちゃんだったけれども、
父親が事業に失敗してしまい、貧しい暮らしに。
ずっと習いたかったピアノを、いまやっと習えるんだって、
とても嬉しそうでした。


私が元エレクトーン講師ということで、
入社の面接の最後に、見せられたものがあります。
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「この楽譜 読める?」
当時の私にとっては、そんなの朝飯前。
初見で歌ってみせました。

「へえ、すごいね。じゃあこの曲は?」
「ららら~♪」

「これもできる?」
「ら~らら~ら~♪」

3曲くらい歌ったんじゃないかな。
出版社の面接で、ですけど(笑)。

はい、合格!

これぞまさしく、芸は身を助く。

エレクトーンが弾けたって、楽譜が読めたって、
いい記事が書けるかは分からないのに、
「この人がいいんじゃないか?」って思ってもらえた。

いや~、音楽が採用ポイントになるとは
思ってもいませんでしたけれども、
全てが栄養になるんですね。

ま、私も明るく元気に、飾らず素直に、
受け答えしましたけどね!(笑)。


さらにちょっと冷静に考えると、
先生になるまで一つのことをやる人っていうのは、
そうそう簡単に音を上げないタイプ、と思えるし、
音楽の感性は、文章にも生かせそうだし、
留学していたんだったら度胸がありそうだし、
生徒を持っていたんだったら人を見る目があるかも、
と、そういう「おまけ」的な要素もあったかもしれません。




自分で自分の強みを書いてお恥ずかしいんですけど、
これは私に限ったことではないんです。
すべての人にとって、一見、その仕事、その環境では
役に立たない経験・知識・情報であっても、
何らかの形で価値を持つんだろうと思うんです。



なので、今やっていることに力を注ぐって
未来のためにも大事だな~と思うわけです。
何かが身を助くことがありますから。




今日はふと、この話が浮かんできました。

 

ではではまた~(^^)/
元ヤマハ・エレクトーン講師で
今は経営ジャーナリスト・中小企業診断士で
youtuberの瀬戸川礼子でした。

 

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