今日のテーマは
「おもてなしに値するお客さんになろう」です。
昨日の
「ふるさとは自分でつくってもいい、
血縁じゃなくてもいい」の続きというか。
https://reikosetogawa.seesaa.net/article/202005article_20.html
今日の内容は、
あいさつしようとか、
威張るのってダサいよとか、
当たり前だけど、大事なお話です。
ご存じのように日本には
「おもてなし」という言葉がありまして、
迎える側がお客さんに対して
「はは~っ」ってひれ伏すような
イメージを持つ人がいるようなんですが、
違います。
このブログを読んでくださっている方には
「分かってるよ」という話ですよね。
私の解釈では、
「おもてなし」には上下がないんです。
なぜなら語源は、
だからです。
20年間、毎月、各地の女将さんに会いに行き、
お客さんに対する思いを何度も何度も
お聞きしてきた記者の立場として、
言えることがあります。
いい人間関係・信頼関係で結ばれている
お客さんの話をするときの女将さんって、
本当にいい表情をされるし、
心の支えだと涙ぐむ方も少なくありません。
迎える側とお客さん、と立場は違えど、
互いが互いに人として敬意を払っているのです。
ここは大事なポイントでしょう。
だから、どちらも嬉しい気持ちとか、
幸せな気持ちとか、
穏やかな気持ちでいられるのだと思います。
普通の生活でも、また会いたいと思う人は、
互いに敬意を払える関係ではないでしょうか。
敬意を払うって、言葉は堅苦しいけれど、
実際は難しくありません。
例えば、
宿泊施設に行った例として、3つ挙げてみますね。
☆「いらっしゃいませ」にあいさつを返す
こっちから先にあいさつするのもいいし、
「こんにちは」
「お世話になります」
「楽しみにして来ました」などなど返事をする。
(結構、無視する人が多いです)
☆思いやりを持つ
減点法で見ない。
その施設があるお陰で、お客として楽しめます。
働く人も同じ人間、同じ喜怒哀楽があります。
自分がそうであるように、完璧な人もモノもありません。
☆もしクレームがあったらその場で冷静に伝える
その場で言えなければ、あとでフロントへ。
声を荒げるのは慎みましょう。冷静に。
また、何も伝えることなく、
挽回のチャンスを与えないまま、
帰宅後、SNSに悪口を書くのは卑怯です。
もっと簡単に言えば、
自分がもてなす側の立場だったとして、
「こういうお客さんは嫌だな」
と思うようなことはせず、
「こうされたらうれしいな」
と思うようなことをする。
たかだか数万円払ったくらいで
立場が上になった気になるなんて
ダサいですもんね。
百万円払ったとしてもダサいけど。
おっと、 ↑
しれっと、デビルレイコが出てきたので
このあたりでやめておかないと。
いい気分で過ごしたいなら、
冒頭に書いた本当の意味の「おもてなし」
を自分からしよう。相手に敬意を払おう。
それが、
おもてなしに値するお客さんになる
ということだと私は思います。
女将さん取材27年しました瀬戸川礼子でした。
おもてなしの原点 女将さんのこころ その二 - 瀬戸川 礼子
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