きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「ふるさと」は自分でつくってもいい、血縁じゃなくてもいい


日曜日があっという間に過ぎていきます。
起きたらお昼だった私のせいなのですが(笑)。


さて今日のテーマは、
「ふるさとは自分でつくってもいい、
 血縁じゃなくてもいい」です。


昨夜、旅と音楽がテーマのzoom交流会に
少し登壇させていただき、この話をしました。
ブログにも残しておこうと思います。



ふるさとの定義は(広辞苑
自分の生まれた土地
住んだことのある土地


けれどもそれだけではなく、
帰れる場所、戻れる場所、
心が休まる場所、懐かしい場所
豊かな自然が残っている場所、
というニュアンスもありますよね。


とすれば、
縁もゆかりもない場所だっていい、
血縁者がいなくてもいいのです。




私は幸運なことに親と仲が良いので
帰省は楽しみですが(今は自粛中)、
世の中には実家に帰りたくない人が
いることを理解しているつもりです。
悲しいことに、毒親っていますから
「家族が一番」みたいな家族神話は信用していません。


でも、どこかに帰れる場所があったら
ちょっと心が豊かになるんじゃないかな、と。

また、実家など従来のふるさとが好きでも、
それとは別に新しく自分で
帰れる場所をつくるのもいい。

「心のふるさとは自分でつくれる」。


雲仙にて


例えば、旅館はいかがですか。
全国にいいところたくさんありますよ!


場所によっては温泉もあり、
料理も、夜・朝と豪華にいただけて
しかも、食器を洗わなくていい(笑)。


それに、必ずとは言えないけれど、
女将さんと知り合いになれる場合もあります。
風光明媚な場所にあったり
そういう場所が近かったりしますから
季節も感じられるし、空気もおいしいし、
行くだけでリフレッシュできるでしょう。
金額も、数千円から数十万円まで選び放題。


提案としては、普通の旅の感覚に、
「ふるさとを探す」という感覚を加えてみる。
そして気に入ったら、「ここにしよう」って
自由に決めていいと思う!
わずらわしさのない、
心がのびのびできる、
自分だけのふるさとです。



毎年、南三陸や塩釜を旅する私


取材で出会った女将のみなさんによると、
隔週で来るお客さん、
毎月来るお客さん、
年に一回同じ日に来るお客さん、
常連になるとそういう人もいるそうです。


そして、数ある旅館の中で、
再びのご来館は本当にうれしい
おっしゃいます。


行く側も、次に行く日を決めておくと、
生活の張り合いになったりして。


あの土地に行けば、
あの人、あの景色に会えると思えるのは
とても素敵なことと思います。


泊まるところだけじゃなくて、
ほかのお店に知り合いができたりして、
うれしいですよ、そういう関係は。


書いていたら、全国の会いたい方々の顔が
浮かんできました。

堂々と旅ができるようになる日は
そう遠くないでしょう。




次に旅に出るときは、
自分だけの「ふるさと」はどこかな?
探してみるのも楽しいですよ!


次のブログはその続き。
「おもてなしに値するお客さんになろう」です。

47都道府県に複数回ずつ行きました、
経営ジャーナリストで講師の瀬戸川礼子でした。


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