きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「誤解させた」こと自体に罪を感じられるか? 〜検察庁法改正に抗議しますに思う〜

 

こんばんは~🌙
#検察庁法改正に抗議します のツイートが
累計500万件を超えたのは昨日のこと。
すさまじい数で、今日も伸びています。
そのうち一つは私のツイートです。



さて、今日のテーマは
抗議そのものの話ではなく、
「誤解させたこと自体に罪を感じられるか?」です。



「#検察庁法改正に抗議します」は
「腐敗」を非難しているわけですが、
私は500万という数をみて、
法改正そのものに反対するのみならず、
別の思いが内包されていると感じました。


森友・加計・桜を見る会などなど、
これまでの疑惑と言動を総合的に見て
「信じられない」「いい加減にして」
という意思表示だったんじゃないかと。

 

一方、抗議しない人の中には、
検事長の定年(現在は63歳定年)と
国家公務員の定年(2030年度に65歳へ)
を、単にそろえようとしているだけだと
言う人もいます。

 

だから、真偽は分かりません。



ただ、そこでまた思うのです。
万が一、いえ、百万に一、
抗議する側の「誤解」だったとしても、
「誤解させた」こと自体がダメだよね、と。



何度も取材で伺っているいい会社の経営者は
以前、こう話されました。


誤解は、そう思わせたこと自体が罪なんですよ。
誤解だから仕方ないんじゃない。
そもそも誤解させてはいけないんです。
誤解があると、何を言っても信用されません。
誤解は本当によくない。
「信はすべてのもとをなす」といって、
組織は信用なしには成り立ちませんから。


テーマがテーマなので社名は伏せますが
まったくその通りだと思いませんか?


繰り返しになりますが、
今回の法改正の抗議が、
万が一、百万に一、誤解だとしても、
誤解させたこと自体がNG。
説明しようとしないからもっとNG。


これが先のようにいい会社だったら、
誤解で済ませず、
そう思わせたことに罪を感じ
誤解を解くために、何度も何度も、
言葉を尽くすんじゃないかな。


そしてまた、
誤解させたこと自体がだめなんだと
思えるような人や会社は、
そうならないよう思いやりを持って
伝える努力をしていくでしょう。


だって、
誤解と信用は両立しないのだから。




経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。



【おまけ】今日の一瞬の空。しましま。



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