こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
拙 著『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』
の読者の方からお手紙が届きました。
普段、私が感じていることを受け取ってくださった内容で
とてもうれしく思いました。
その方は、定年退職された折、
仕事を超えた人間関係がないと、
組織を離れた瞬間に関係が希薄になると実感されたそうです。
そんな矢先に、本を読んでくださり、
新しい職場では、本書で大切さを記した「人間関係の質」を
高めていきたいと、ありました。
この方の気付きは、筆者である私の願いであり、
仕事だけではなく、人生全般に生かしてもらえたらと、
考えているのです。
誰でも、いつか仕事から離れる日がやってきます。
とりわけ会社員として働く人は、入社したその日から
定年の日までのカウントダウンがすでに始まっています。
その日が来たとき、
どの会社の誰さん、という肩書がなくなった上に、
人間関係もぱったりと途絶えてしまったら
どんなにさみしいでしょうか。
何十年も働いてきたのに、
自分という人間よりも、肩書のほうが大事だったのか、
ということになってしまいます。
それは切ないですよね。
人生100年時代とすれば、
定年した以降も、人生は何十年も続くのです。
だから仕事以外の付き合いも大切にすると良いのですが、
それ以前に、いちばん長い時間を共にする職場内の
人間関係の質をよりよくすることが重要ではないでしょうか。
コミュニケーション力が高く、人間力があれば、
そして、仕事仲間との人間関係の質が高ければ
会社員生活が豊かになるのは言うまでもなく、
退職してからも、肩書ではなく、
「あなたに会いたい」と思ってもらえ、
人と人との関係は切れないでしょう。
本書で紹介しているよきリーダーの在り方は、
「数字」より「心」を
「スピード」より「順番」を
「満足」より「感動」を
「威厳」より「笑顔」を
仕事に「感情」を
「率先垂範」せず「主体性」を
「効率」より「無駄」を大切にする。
これは、組織の中のリーダーであるだけではなく
自分自身の人生をよりよい道に導くものでもあるのです。
手紙をくださった読者の方はそこに気付かれて
新しい職場で実践されようとしているとのこと。
素晴らしいと思います☆
公私の幸せを心よりお祈りしています。
筆者の瀬戸川礼子でした。
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