きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

誤解させたこと自体を罪だと考える



あっという間に今年も5日が過ぎました。
今日はこのテーマです。
 
「誤解させたこと自体を罪だと考える」



下記は、ある超優良企業の経営者の
インタビューで聞いた言葉です。



「誤解ってね。ほんとよくないんですよ。
『それは誤解だ』は
うちでは免罪符になりません。
誤解させたこと自体が罪だと思わなければ、
また同じことが起こります」



これを聞いたとき私は、
「誤解」の奥深さというか罪深さを
はじめて意識したんです。

 

「それは誤解だよ」と言う時って、
(誤解したあなたが悪いよ)というような
ニュアンスがあると思いませんか?



でもそれは違うんだと。

 

誤解させた方が悪いと思わないと、
また同じようなことを起こしてしまうよと、
その経営者は言ったのです。



全くそのとおりで、
私が取材で出向くいい会社の経営者やリーダーって
言葉の力を知っているというか、
これは誤解を生みそうだ、という表現は
極力、使わないように配慮している感があります。

 

「この言葉は明瞭でいいんだけど、
たぶん誤解を生むから別の言葉に言い換えよう」とか、
口に出す前に心で考えている気がするんです。

 

~  ~  ~

 

ちょっとした表情や言葉で、
人はいくらでも誤解します。
先の経営者が言うには、
朝のあいさつで、自分だけ言ってくれなかったとか、
そんなささいなことでも人は気にするし、
仕事の質もそれで落ちたりするんだと。

 

~  ~  ~

 

一度、誤解させると解くのに時間がかかり、
戻らないこともあります。
また、誤解させないことよりも、
時短を優先させた結果、
説明が足りなくて周りを誤解させ、
嫌な空気を生んでしまい、
それを解消するために
時短どころか、膨大な時間が取られるーー、
そんな本末転倒な事態も簡単に起こり得ます。



あと、
誤解って、人の心を傷付けるんですよね。
大小あるけど、ちょっと傷つける。
私はこれが一番のデメリットだと思うなあ。

 

「誤解させたこと自体を罪だと考える」
 
ある経営者から教わったことを
今日はシェアしてみました。
誤解させないために、丁寧に、丁寧に、
この一年を過ごしたいですね。

 

ふと見上げたら三日月が輝いていました。
スマホでもこんなにくっきり。すごい技術です。
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経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
 
 
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