2018.7.18
観光で、昔からのレトロな建物が立ち並ぶ
門司港レトロ地区を歩いていたら
「関門海峡らいぶ館」という施設があったので
ふらりと入ってみました。
説明までもないと思いますが関門海峡は、
本州・山口の下関市と、
九州・福岡の北九州市を隔てている海峡です。
パンフレットより
ご覧のように海幅が狭いので
日本で最も船が通りにくい場所だそうですが、
ここを利用すると、
日本海⇔太平洋の行き来が短縮されて便利なので
いまも毎日500隻が通ります。
(船の案内音声では700隻と言っていますが
実際は船の大型化などで500隻くらいです)
この「関門海峡らいぶ館」で、
ぎょっとした地図がありました。
こちら↓
日本は、海底地形的に見ると
断崖絶壁にあることを知りました。
地上と海の一番底との差は9800mもあるんですって。
われらが富士山だって3776mですから
高低差はその2.6倍にもなるんです。
ヒマラヤ(8848m)よりもまだ高い!
上の日本地図は、
立体に見える青と赤の眼鏡をかけて見るんですが、
するともっと日本島が浮き出て、すごい絵なんです。
こういうのもあります↓ 太平洋側が特に断崖絶壁。
日本島には南海トラフなどの地震発生帯も複数あるし
なるほど、そういう島にいるなんだなあと、
改めて感じました。
でも、だからといって怖がったりしません。
誰にもどうもできないんだし、
日本の歴史は旧石器時代までさかのぼれて
紀元前14000年も前から続いているのだから、
何度も何度も地震に遭いながら、
立ち上がってきたことが証明されているからです。
人間も、日本島も、みんなえらいんだ。
(だけど各自、備蓄とか対策はしておこう)
話は海峡に戻って、これもパンフレットの航行参考図。
↑ 船は、外国の道路みたいに右側通行でした。
今現在の船の場所やノット数が資料室からも
知ることができます。
で、この細い航路を横切る船を避けながら、
門司港から下関まで真っすぐに渡る船に
乗ってみました(黄色い矢印部分)
片道5分の近さです(往復800円)
行きも帰りも、次々と横からやってくる船を
うねうねと避けて進みます。
下関から門司港へ
この日は出くわしませんでしたが、
横から豪華客船がやってきたりすると
すごい迫力だそうです。見たかったなあ。
日本島の知らなかったことを
また少し知れて面白い経験でした。
2018年夏 北九州の旅、下記もどうぞ♪
・宗像神社編 https://reikosetogawa.seesaa.net/article/201807article_10.html
・門司港の夕映え編 https://reikosetogawa.seesaa.net/article/201807article_9.html
・御宿はなわらび編 https://reikosetogawa.seesaa.net/article/201807article_11.html
・料亭旅館 伯翠庵 編 https://bblog.sso.biglobe.ne.jp/ap/tool/newscaredisplay.do
・出光美術館で触れた出光佐三の「人間尊重」 https://reikosetogawa.seesaa.net/article/201807article_14.html
旅する経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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