こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
Aさんが、Bさんと私を引き合わせてくれたり、
CさんとDさんを私が引き合わさせてもらったり。
志を共にする同士のご縁には、
「先に信頼がある」のです。
信頼は一から築くもの、でもあるけれど、
人が人を紹介する場合は、
先に信頼がないと、紹介には至りません。
なので、素敵な方をご紹介いただけたときは
有り難さもひとしおだし、
この信頼に傷を付けないように、
ご縁を大切にしていこうと、強く思います。
また私が人をご紹介するときも信頼を大事に考えます。
お世話になった方や、それこそ信頼する人から、
「この人を紹介してほしい」と、
人物限定で頼まれたとき以外は、
むやみやたらと人に人を紹介することはしません。
立食パーティーで紹介し合うのとは重みが違うので、
人として信頼できる方同士のご縁かどうかを大切に考えます。
↑えらそうな書き方になってしまって恐縮なのですが、
でも本当にそうなのです。
実は以前、経営に悩まれている後継者に安請け合いして、
同業の素晴らしい経営者をご紹介したことがありました。
ところがこの後継者は、紹介先や私からのフォローのメールに、
3日も遅れて返事を出すような方でした(それが何度も続く)。
そこに書かれた内容も、誠意が感じられない定型文です。
私の失敗でした。
困っているからとか、技術があるからではなくて、
人柄はどうか、を考えなければいけなかったのです。
( ↑ これもまた偉そうな言い方ですみません)
この例では、紹介先に迷惑がかかり続けるのは明らかだったため、
紹介そのものをなかったことにさせてもらった苦い経験があります。
そして学びました。
人をご紹介した後は通常、その人とその人だけのやりとりになり、
自分は直接かかわらなくなるのだから、つまり責任が持てなくなる。
ということは、前もって細心の配慮がいるのだと。
幸い、人に恵まれているので、
先のような失敗はあれ以来、ありません。
その後にご紹介させてもらった方々は
想像以上に良好な人間関係やビジネスパートナーになられ、
うれしい限りです。
でもあのときの失敗は、
紹介していただくときも、紹介させてもらうときも、
いまだにいい教訓になっています。
先に信頼があるから、後で良いご縁をいただける。
「先義後利」という言葉がありますが、 (先に人としての道理があり、利益は後からついてくる)
これを真似れば、「先信後縁」? かな。
【今回の話、のちにYouTube に撮りました】
お化けよりも、信頼を失うほうがよっぽど怖い、
経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。
今週も素敵な一週間を♪
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