こんにちは。
講師で経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
富山県の次はお隣、石川県へ。
北陸先端科学技術大学院大学の小坂満隆教授のゼミにて、
CSセミナーをさせていただきました。
同校のエントランス。
広い敷地に研究所なども併設されています。
5月に同校の東京キャンパスでセミナーを行なったご縁で、
このたび本校へ伺うことができ、うれしい1日でした。
ところで、さすが大学院だなと思ったのですが、
セミナー後、いくつか哲学的な質問が出ました。
その一つは、
「何をもって、人は『満足』と認識するのか」
この答えは、数学のように一つではないように思います。
あなたなら、どう答えますか。
まず、「満足」のレベルについて確認しておきます。
ここでいう満足は、感動や興奮や喜びなど、
平常よりも上回った ポジティブな感情を
「はっきりと“意識”している状態」と考えます。
すると、「何をもって、人は『満足』と認識するのか」に対し、
私個人が分かりやすいと思う答えは、次のようになります。
「事前の期待を超えたとき、人は満足と認識する」
つまり、 「そこそこで、悪くはない」ではなく、
「この程度なら、まあいいか」でもなく、
「思った通り」でもなく、
「ここまで良いとは思わなかった!」と明確に意識したとき、
人の満足は顕在化するのではないか、と。
そして余談ですが、
そのためには、 満足を提供する人の満足がまず大事と考えるのです。
5月の東京キャンパスでの様子を書いたブログはこちら https://reikosetogawa.seesaa.net/article/200905article_5.html
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
本校でのゼミの後は、
懇親会&女将さん取材を兼ねて、
近くの旅館「まつさき」へ。
http://www.matsusaki.jp/index.html
JTBが顧客アンケートに基づいて行なっている
「90点以上の宿」に 5年連続で入っています。
広い池を有する日本庭園を見ながら、
渡り廊下で館内へ入ります。
「料理」と「接客」。
料理は、コストはかかるものの、
本館と新館それぞれに厨房を設け、
各板長が出来たての料理を提供しています。
でも、最も印象的だったのは、
女将さんの笑顔とさりげない好奇心です。
後日、「いろいろ聞かせてください」とお電話をいただき、
ご自身が日頃、抱いている経営の質問を投げかけてくださったり、
私が取材してきた旅館の事例などを熱心に聞かれました。
よそをたくさん見ている人から話を聞いて参考にしよう、
と実際にお電話くださる女将さんは初めてです。
「うちはうちが考えたやり方でいく」のも良いのですが、
「いろいろなアイデアを吸収して、合うものを取り入れよう」
とする 柔軟な姿勢は、
経営者として素晴らしいなと思います。
その一役を担えて私も光栄でした。
ありがとうございました!
瀬戸川礼子でした♪
私もHPはこちらです。
著書はこちら。