旅館まつさきを後にして、翌日は金沢へ向かいました。 最寄りの「松任駅」から3駅で到着です。 金沢は言うまでもなく、人気の観光地ですが、 通常の路線バス以外に、観光バスがとても充実していました。
街に点在する見どころを余すところなく回ってくれる さまざまルートのバスが1時間に何本も通っています (100円または200円)。 交通インフラの充実は、金沢の強みの一つですね。
そしてもう一つ注目したのは和菓子店です。 有名なお店がたくさんあるのですが、 箱で売られているお菓子を1つから売ってくれるところが多々ありました。 好きなお菓子を自由に選んで箱詰めしてくれる店も少なくありません。
このサービスを導入するためには、店側が手間を惜しまないことと、 「1つ単位で売ったら、10個入りの箱が売れなくなるのでは…」との 不安を乗り越える必要などがあるわけですが、 顧客にとってはうれしいサービスです。
そして、こうした顧客志向を見せてくれると、 お客さまの心がゆるみ、結果、財布のひもも緩むんじゃないでしょうか。
この「1つ売り」サービスを見て思いました。 これ、全国の空港の土産店で導入していただきたいなあ♪
出張をがんばったご褒美に(?)、 地元の銘菓を機内で食べたいなと毎回、どこでも、思うのですが、 ほとんどの場合、箱でしか売ってくれないんですよね。 それは多すぎるので、結局、断念しています。 本当は買いたいのに、買えない人って意外と多いのではないでしょうか。
その裏付け情報を2つ。
①スイーツ人気について 最近では、男性も甘いものを好む人が増えていて、 コンビニのスイートの購買者は、男女半々になっています。 出張族のビジネスマンも機内で銘菓が食べたいのでは?
②小口買いニーズについて NHKの料理番組は、同一世帯の同居人数が減ったことを受けて、 最近、材料を4人前から2人前に変更しました。
銘菓1つ売りのサービス、顧客ニーズは強い気がします。 結構、ヒットすると思いますよ♪
金沢・長町にある「村上」本店は1つから買え、イートインもOK。 お茶もサービスで出してくださいます。 「初雪」という名の美しい和菓子をいただきました。
お隣の「たろう」にも、こんなにきれいな和菓子が。
ひがし茶屋街では、小学生が道端に座って写生中。 細い茶色の格子を、あえて色とりどりに描く子、 忠実に茶色で描く子、淡いパステル画のように描く子、 いろいろな絵があって、個性が出ていました。
じゃーん。金の茶室。 秀吉でもあるまいし、えげつない、って思わないでね。 こちらは老舗の金箔店「箔座」本店にある、見て楽しむ茶室です。
ご存知でしたか? 「あぶら取り紙」は、金箔づくりの副産物だと。 金箔は、紙に1枚1枚はさみ、上からトントン打ちつけて伸ばしますが、 工程で紙の繊維もどんどん柔らかくなり、油を吸い込めるようになります。 この紙を有効利用しようということで「あぶら取り紙」が誕生しました。
金のアクセサリーも充実している「箔座」さん。 思わず大人買いしてしまいました。 請求書のことはしばらく忘れていようと思います ====