きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

セミは1カ月生きる ~常識を疑う力~

 

こんにちは。
お暑うございます🍉
これを読んだとき、
私はホントにホントに
すごいな~~~と思って、
以来、夏になると思い出します。

小さな頃から、
「セミは1週間しか生きられない」
って聞いていませんでしたか?

土の中で7年も過ごすのに、
地上に出たら7日間で死んでしまうと。
「なんという人生だ」と
子ども心に思ったものです。

けれども、
当時、高校3年生の植松蒼さんは、
常識を疑い、研究した。
捕まえたセミの羽根に
油性ペンでマーキングして、
後日、捕獲する方法で。


その結果、
「最長生存確認記録は

アブラゼミが32日間

ツクツクボウシが26日間
クマゼミが15日間だった」(山陽新聞)

すごくないですか?
いや、どちらにしても
セミの人生は短いです。
でも、
「7日間に決まっている」という定説を
「そうとは限らない」と、くつがえした。
ここがすごい!


考えてみれば、
すべてのセミがぴったり7日間で
死んでしまうわけはないですよね。
人間だって、猫だって犬だって、
寿命にはばらつきがあって当然。

昆虫のセミだって、
個体によって違うのは自然なんだけど、
誰も調べようとしなかった。
 

~  ~  ~

これで思い出すのは「歯」の話です。
紀元前の大昔、
人間の歯は、女より男のほうが多いと
信じられていました。
 
歯の数は男女とも同じなのに、
誰も「数えてみよう」と思わなかった。
 
哲学者アリストテレスですら、
女の歯は男より少ないと本『動物誌』に書いています。
 
口の中を覗くだけで真実が分かったのに、
当時の常識を信じてしまっていたんです。

~  ~  ~

常識を疑う力。
閉塞感がひたひたと蔓延する現代に
必要な力だな~と思います。
 

セミの鳴き声が奥深く聞こえるようになった
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
 
ではまた~

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