きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

皿洗いの時給2000円はそんなに高いのか? ~世の中に必須の仕事を考えてみる~



こんばんは

 

今夜のテーマは、   
コロナショックの今、
あなたのお仕事はどんな感じでしょうか。
私は取材・講演・研修など、ほぼストップ。
動いているのは、机でできる『帝国タイムス』の連載と、
オンラインでできる社外取締役(会議)と、
zoomで行っているホワイト企業大賞の委員活動のみです。



でも世の中には、ウィルスの危機にさらされつつも、
なくてはならない仕事がいくつもありますよね。

 

まず浮かぶのは医療関係ですが、
スーパーやドラッグストアの仕事も不可欠です。
配達業、掃除業、葬儀業、交通機関もそうですね。
学校の先生、保育士さん、介護職の方も。
ごみ収集の方も。警察・交番も。
電気、ガス、水道のインフラ業も。
一次産業の方々も。





これらの仕事を見てみると、
医療、行政、教員を除くと、
他の仕事は、現場で働く人の給与は低め、
ではないでしょうか。

 

・・・おかしい。

 

どんなときも私たちの生活にないと困る、
必須の仕事をしてくれている人の給与が低いのは。
それに、光が当たらないことも。




先に「医療、行政、教員を除くと」と書きましたが、
仕事のハードさ、残業の多さを考えると
割に合わない給与の人がたくさんいることでしょう。



前に、都内でレストラン経営をする友達が言いました。
「皿洗いを時給2000円で募集しても、誰も来ない」。
その話をある大学教授に話したら、目を丸くして、
「うちの学生の家庭教師と変わらないですね。
 皿洗いの仕事を教えてあげようかな」と笑いました。

 

私は内心「分かっとらんな」と思いました(笑)。



家庭教師はやりがいが持てるでしょう。
自分のためにもなり、とても人間的な仕事です。



でも、皿洗いは? 
世の中には大好きな人がいるかもしれないし、
精神的に向く仕事だという人もいるかもしれないし、
料理人になる過程で、皿洗いする人もいるでしょうが、
皿洗いが夢だった、という人はいますか?
機械だってできる。機械を買うお金がないから
機械の代わりに人間がやらないといけない。



そういう、必須で、人が来ず、大変な仕事には、
高いお金を払うべきなのでは?

 

皿洗いの時給が高いと、経営的には大変だけれど、
人道的にはとてもよい、と私は考えます。



それで、えー、この話は、今の時点で私には
落としどころがありません。ここまでです。

 

でも、この機会に「どうなの?」と
気づいておくことが大事かなと思いました。



誰も自分一人では生きていけない。
他の仕事を誰かがやってくれているから生きられる。
このご時世でも動いてくれる人がいる。
感謝だなあ。。。



普段、光が当たりにくい人に(少しかもしれないけど)
光が当たってきた。この流れが続けばいい。



もちろん、ここに書かれなかった仕事も、
本当はどれだって必要なんです。
仕事がある=必要とされていること、だから。



でもコロナショックを機に、
ここに書いたような疑問が
浮上したのはいい機会でした。
忘れずにいたいと思います。

 

YouTubやってます。こちら
Solo Travel Hacks (1).png



【おまけ】 散歩日和でした。空には鳥が羽ばたき
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大好きな矢車草がポピーと共に風に揺れていました。
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たまには、着地のない話を。こたえは自分で探してみよう。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

 

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