静岡での講演後、
女将さん取材で修善寺の「柳生の庄」に伺いました。
15年以上前に、ほかの修善寺の旅館を取材した折、
柳生の庄さんの前を通りました。
「女将さんのいる宿かなあ? いつか取材したいなあ」と
思っていました。それが、叶いました。
前身は東京・白金の料亭「柳生」。
お客さまは裃(かみしも)を着て、
日本髪を結った女性がおもてなしする。
「今日一日は殿さまになった気分になって頂きたい」
という高級料亭でした。
今年2020年は、その東京の料亭から修善寺の旅館へと
生まれ変わってちょうど50年の記念の年なのです。
女将の長谷川さんとご主人は、
20年前に後継されました。
創業者がご主人の叔母夫妻だったのです。
「柳生の庄」という素敵な名は、
創業者が剣道を嗜んでいたことから、
憧れの柳生十兵衛から取ったそうです。
修善寺には、宿の向かいに剣道場もつくられています。
「柳生の庄」 夜のお食事(の一部)
訪ねた日はちょうど立春・大安でした.。*☆+.*.。☆゚+..。*゚+
お風呂の写真はこちらです。
朝は梅干しとお茶から。
ゆずの香りがふわっと。中は白みそ仕立てできのこやお餅が。
客室の広い縁側から望む。
2代目女将の長谷川さき子さんは等身大で素敵な方。
人見知らない性格で(私もそうです)、
いろいろな人に会えるこの仕事で幸せ、とおっしゃいます。
それにしても、お話も尽きず、楽しかったなあ。
インタビューご協力ありがとうございます。
一緒に写真を撮るのを忘れてしまいました。
またお会いできますように。感謝。
旬刊旅行新聞のコラム「女将のこえ」連載20年の
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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