きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

女川に行って思ったこと ~南三陸との違い~

 

2019.7.3

復活した「女川駅」とその周囲は、

素敵に街デザインされていました。

女川駅

 
駅には温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」を付帯。

高い防波堤で海が見えなくなった町がある一方、

女川には見える海があります。

駅からまっすぐ続く道の先には青い海が見え、

その道の両脇には、飲食店や物販店が軒を連ねる

おしゃれな「ハマテラス」があります。

軽井沢の星野エリアをちょっと思い出しました。


駅を背にした道の向こうは海

女川からまっすぐ海へ.jpg

 

上と同じ場所から旅の仲間と一緒に。

onagawa3‌.jpg


同じ場所から駅を見るとこんな感じ

女川駅をのぞむ.jpg


エリア一帯が平らで動きやすく

そうと聞かなければ

全体が約10mもかさ上げされているとは分かりません。

10mといったら、私の身長の6.4倍です!



実は被災地の旅8年目にして初の女川だったのですが、

毎年行っている南三陸に比べると

進展具合が素晴らしく、本当に驚きました。

どちらも宮城県の女川町と南三陸町。

震災前の人口は、

女川が10,051人、

南三陸が17,431人でした。

震災後は、

女川が6,467人(35.7%減)

南三陸が12,771人(26.7%減)です。

どちらもあり得ない減少数で、胸が痛いのですが

数字だけ見ると、より劣勢なのは女川です。

けれど、街のデザインが進んでいるのは

圧倒的に女川なのです。


こちらは翌日の南三陸の風景です(赤い鉄筋は防災庁舎跡)

雨で見えにくくてすみません。

南三陸3.JPG

 

盛り土の土地と道路。南三陸は凸凹の土地が多く、

未来予想図が見えません。← 地元の人がそう言っています。

200億円かけて防波堤を作っていますが、

人が住むのかどうかも分からないエリアだそうです…。

 

南三陸2.JPG


これまでは南三陸ばかり見ていたので、

今回、女川と比較することができて初めて、

歴然たる違いに驚きました。

 

では、なぜ女川はこういう町づくりができたのか?

それは「若い人の声を生かしたから」「若い人に任せたから」、

「若い人の力です」。そんな声が聞こえてきます。

自分たちよりも若い人に任せた年配者も立派ですよね。


すっかり楽しい気分で、ハマテラスにて女川丼を堪能(1300円)

 

こちらはホタテ丼(1000円)

hotate丼.jpg

 

見た目はお菓子、香りはポプリのような石鹸を買いました。

石鹸.jpg

 

女川駅から海方向を見る

 

年に1度ですが、今後も被災地に行き続けるつもりです。

今回、ほかの街と比較をする大切さを学んだので、

これからは意識して見ていきます。

女川もどこもそうですが、

行き続けている南三陸はこれからも陰ながら応援したいので

一つの町がどうなっていくのか、見守らせてほしい。


女川駅

女川ホーム.jpg

 

小牛田駅~女川駅を結ぶ石巻線。

石巻駅で乗り換えて仙台に出ることもできます(2時間超)

時刻表.jpg

 

女川の町にたくさん学びをいただきました。

ありがとうございます。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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