きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「南三陸ホテル観洋」で美味しく楽しく学ぶ 2019

2019.7.3~4

東北被災地を巡る旅で必ず宿泊するのは

「南三陸ホテル観洋」です。https://www.mkanyo.jp/ 

女将の憲子さん(右から3番目)と一緒に。

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広々したロビー。窓の向こうは志津川湾です。

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震災から2~3カ月の頃、女将の阿部憲子さんを再訪し、

毎年ここに来ようと決めました。

2年目からは仲間と一緒に毎年、訪ねています。

 

憲子さんのアイデアで1年目から走り始めた

「震災を風化させないための語り部バス」に乗るのも恒例。

自身も被災者である9人の社員が輪番で乗車し、

1日も欠かさずに毎日運行している語り部バス。

たった1日も運休していないんですよ。

いまでは延べ35万人(!)を乗せているんです。

 


この日の語り部は営業リーダーの伊藤さん。

掲げた写真は、震災日のグループ施設「高野会館」。

屋上まで水が来ましたが、ここに避難した方々は全員助かりました。

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「風化させたくない」という思いとともに、

「もしものときに生かしてほしい」という思いも乗せて

バスは走っています。

機会をつくってぜひ一人でも多くの人に乗ってほしいなあ。

 

私が組織のリーダーなら、社員旅行はここにしたい。

食事はおいしい、温泉は絶景、そして翌朝の語り部バスで

命や人生について深く考えることができる、

こんなに有意義な旅行はないと思います。

 

 

地元の戸倉小学校は全滅して跡形もありませんが、

先生の機転で全員が助かりました!

規則通りに屋上で待機していたら全員この世にいないでしょう。

でも若い女性の先生が、屋上では危ないと発言し、

校長先生も若い声に意見に耳を傾け、

離れた裏山の高いところにある神社を選んだのです。

 

そう決めたのは、震災の前日でした。

もっと細かい話が語り部バスでは聞けます。


毎年1回だけですが、

盛り土で変わっていく町並みを見させてもらっても、

南三陸はまだ未来予想図が分かりません。

 

前日に行った女川の進展ぶりに比べて、

大きく引き離されているのが現状です。

 

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それだけに、一つの町がどうなっていくのか、

もうしばらく通わせてもらいたいと思うのです。

 

先に書いたように、楽しみもたくさんあります。

うに丼でしめる美味しいコース料理♡

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お刺身でございます。

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ふかひれでございます。

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絶景の露天風呂、

カモメが遊びに来る客室、

カモメを見るというより、これは見られている(笑)

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天気が良ければ志津川湾から上る日の出が望めます。

憲子さんやスタッフの伊藤さんと再会するのもうれしく、

外せない場所なんです。

仙台から毎日無料の送迎バスが出ていてとっても便利です。

また来年、うかがいますね。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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ホテル観洋の阿部憲子さんもご紹介しています。

『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと
「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと

 

 

こちらは女将さん55人の胸のうちを紹介しています。
(ホテル観洋の阿部憲子さんもご紹介)

おもてなしの原点 女将さんのこころ その一
おもてなしの原点 女将さんのこころ その一