2019.7.3~4
毎年、東日本大震災の地を訪ねる旅。
今年、1泊2日の日程は、
石巻の日和山(ひよりやま)公園と神社から始まり
→ 女川ハマテラス
→ 石巻復興支援ネットワークやっぺす!
→ 石巻の大川小学校
→ 南三陸ホテル観洋
4日
→ 同ホテルの語り部バス
→ 塩釜の鹽竈神社
→ 矢部茶園
→ フレンチ シェヌーでした。
「一緒にやろうよ!」という意味の「やっぺす」。
兼子さんは自ら子育てに悩んだ経験から、
震災の2年前から相談し合える場づくりをされていました。
震災後は支援の幅が広がり、
化粧品会社ランコムと共に女性起業家育成コースを行ったり、
外で働けないママのために内職を紹介したり、
グッズ販売(無事かえるシリーズ)したりと、
10以上もの活動をされています。
印象的だったのは、
弱さを口にできる兼子さんの飾らなさでした。
震災直後は支援物資に大人たちが群がり、
その様子を子供たちがすごい目で見ていたという、
あまり公には語られない話はかなり突き刺さりました。
これも人間の一面、美談だけではないのです。
また、代表になってからは、
自分の器以上のものを求められているようで
とても辛かったこと、
何かの集まりで、外部から来た高学歴リーダーたちの
間に入って肩身の狭い思いをしたこと、
一方、心ある教授や有識者や多くの人に
支援してもらっていること。
地元市民の喜びが自分たちの喜びでもあること―。
こうした胸の内を、
初対面の私たちにも自然に話してくださるということは、
まさに兼子さんたちが育まれてきた
「気軽に相談しあえる場づくり」の体現だと、感じ入りました。
やっぺすの可愛い自販機
このご縁は定宿の南三陸ホテル観洋さんがつないでくれました。
感謝✨
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。