2019年7月19~21日にかけて、
思い出すだけでも泣けてくる素晴らしい仲間6人で
「森のリトリート@北海道」に行ってきました。
場所は、新千歳空港から車で2時間の黒松内。
ブナの森の北限といわれる場所にみんなで入っていきます。
第3回ホワイト企業大賞の大賞受賞企業の「(株)森へ」が
全国各地で行っているプログラムです。https://morie.co.jp/
森に入り、
それぞれがそれぞれの場所に呼ばれるような形で居場所を見つけます。
上の写真は、私の居場所です。その場所で一人になり、
自分と対話する、森と対話する。
そこで感じたことを、
みんなで焚火を囲みながら耳を傾け合うのです。
森で拾った枯れ枝で焚火を。火遊びを堪能しました(笑)
なんて期待していました。
それが、日が近づくにつれて、
何もいらない、ただ森に行く、
と思うようになりました。
「あなたが本当に望むものはなんですか?」
これは私が受け取ったカードです。
私が本当に望むものは「自由」。
幸運なことにそれはもう持っていて、
あともう一つ、
分かっているのに軽んじてしまう
「光として光る」ということを思い出しました。
森のリトリートは、静かに、ゆっくり、感じる3日間ですが、
2日目、森の中を走り出した私がいました。
ずんずん歩き出した仲間もいて、
静かにゆっくりじゃないんだけど(笑)、
何かを感じていたんです。
みんながいたから私は怖いところに入っていけたし、
みんなが尊重し合っていたから
「実はね…」の話をそれぞれができた。
一人一人の思いが私たちの思いとなって、
根っこで繋がったような気がしました。
会議室では、こうはならなかった。
森が、そうしてくれたのです。
小さな会社も大きな会社も、共に働く人たちが
こういう場で、こういう感覚を共有できたら
どんなにいい組織がつくれるでしょう!
森のリトリートのような場を持つことが、
経営のスタンダードになればいいと思います。
6人の最高の仲間たち。全員が経営者または個人事業主です。
東京、愛知、神奈川と拠点が違うし、初対面もいるし、
みんなそれぞれ挨拶くらいしかしていなかった間柄なのに
あっという間に打ち解けてしまう。
私には、物心ついた時から持っている感覚があります。
私の中の奥の奥に真っ赤なマグマがあって、
ボコッ、ボコッとことあるごとに主張してくるのです。
愛や怒りやいろいろなエネルギーが煮えたぎっていて、
強すぎるマグマをなだめすかせることが
人生の宿題になっていました。
何十年もかけて、
だいぶ手綱を握れるようになっているのですが、
マグマに感謝するということ、
マグマを愛おしむということを、
私は考えもしませんでした。
それに気づかせてくれたのは、
焚火を囲んだ仲間との対話でした。
これからは、
私はあなた=マグマを愛おしんで生きる。
激しいから出し方に注意だけれど、
もうちょっと手綱を緩めてあげる。
そして
もっと自由になり、
もっと光る。
マグマは私であり、
だから私は地球と一つだった。
何もいらない、と思っていましたが、
咀嚼しきれないものをもらいました。
森のリトリートは都会の生活で続きます。
みんな~、森~、ありがとう!
照らされて光る
照らされずとも光る
人を照らしてなお光る
経営ジャーナリスト・講師・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。