2017.12.26 今年最後の取材で、
神奈川・湯河原の「ふきや」さん(20室)へ行ってきました。
高台で眺望良好の高級旅館です。
栗饅頭から湯気が出ていました。温めてくれているんです♨
若女将の山本まり子さんにお話をうかがいました。
まり子さんの育った東京の街は、
私が今住んでいる街の近くで、ご縁を感じました。
10年ほど前からTwitterを始められ、
Facebookもブログもされているまり子さん。
ご本人は、何もできないとおっしゃいますが、
いえいえそんなことはなくて、
自館の魅力をSNSで伝え続けることは、
いまや欠かせない大切なお仕事です。
ふきやさんのハードは、
職人肌のご主人が長年こだわってつくられてきたもの。
デンマークの高品質ないす、照明、家具、
階段のすべり止めに至るまで、
匠の技・現代アート・アンティークが融合された
考え尽くされた空間美なのです。
ロビーの障子の桟は、普通は7mmですが、ふきやさんは5mm。
2mmの違いが優しい空間を生むのだそうです。
まり子さんがブログを始めようと思われたのも、
「これほどのこだわりが知られないのはもったいない」
という想いから。
例えば、旅館名でもある「ふき」がデザインされた絨毯や浴衣は、
隈研吾さんによるオリジナルだそうです。
こちらが階段のすべり止め。
職人さんに依頼したオリジナルですが、
教えていただかないと気付かないこだわりです。
絵になる場所が至るところに
素敵な照明
この日は日帰り取材でしたが、ご厚意で温泉に入らせてもらい、
脱衣籠の工夫や、桶や時計もオリジナルということや、
足拭きとか、創意工夫に触れさせていただきました。
貸切露天風呂、最高でした♨
こちらは大浴場です。左側に岩の露天風呂もついています。
脱衣所の籠にアクセサリー入れ。うれしい、さすがの配慮です。
こちらも嬉しい。浴場から脱衣所に戻る場所に、足ふきが。
「ふき」がデザインされたさまざまなオリジナル品
意外なことに、赤ちゃんと一緒の滞在も歓迎されていて、
取材中、かわいい双子の赤ちゃんも見ました。
そういう大らかさも印象的でした。
年内最後の取材も素晴らしいものとなりました。
ご協力ありがとうございます!