こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
今日は初めて聞いた「不食」の話です。
再び食べるのが前提で、
一定期間だけ食べないのが「断食」。
ずっと食べないのは「不食」。
その不食を9年間、
しかも水さえ飲まない生活をされている方がいらっしゃいます。
今日はその不食をされている方、
弁護士の秋山佳胤(あきやま・よしたね)さんの
講演会に行ってきました。
天外司朗さんが代表を務める
ホロトロピック・ネットワーク主催です。
左から、私、秋山佳胤さん、天外司朗さん、伊藤由美子さん。
飲まず食わずで普通に生活していられるなんて、
栄養学的・医学的・科学的に信じられないかもしれませんが、
ヨーロッパには不食の人が10万人くらいいるそうで、
物質としての食べ物を摂らない代わりに、
プラーナという宇宙エネルギーで生きているというのです。
びっくり!
でも、私は昨年『食べない人たち』という本を読んで、
頭では理解できないけれど、
直感的にはありだなと思いました。
そして今日、実際にお話を聞きに伺ったわけですが、
目の前の秋山さんの話にやはり頷きました。
スリムではいらっしゃいますが、
健康的で楽しく爽やかで「がんばらない」感じの方です。
要するに、「こうでなければならない」
という思いを手放しているのです。
まだ時代が追い付いていないから、
例えるなら
江戸時代にインターネットの世界を知ってしまったみたいな感じで、
「そんなことは絶対に起こらない!」と99%の人が考えているけれど、
明治、大正、昭和を経て、平成に「ネット社会」が来たように
「食べなければ肉体を維持できない」という概念は、
いつの日か「食べなくても肉体は維持できる」と
変わっていくのかもしれません。わかりませんけれども。
もしそうなったら飢餓も餓死もないし、自然も守れそうだし、
宇宙とつながって心は穏やかになり、平和な世の中になりそう。
食の仕事はなくなるけれど、
たとえば食を通じて「幸せな場を提供する」という理念を持つ人なら、
その本質に叶う他の仕事が見つけられるでしょう。
ただ、私自身は不食をしようとは思わないので、
これからも体に良かったり悪かったりする食べ物を
食べて生きていきます。
どんな食べ物も「命」という見えない力の
お陰ということを忘れないで、
しっかり有り難くいただこうと強く思ったのでした。