ただいま満身創痍で執筆中の『女将さんのこころ その二』。
欠かせないのはパソコンと、
そして『記者ハンドブック』(共同通信社)です。
たとえば「おきゃくさま」と書くとき、
「お客さま」と「お客様」のように表記が混在しないよう、
統一するために使います。
こういうのはプロの校正マンの仕事とも言えますが、
私は『週刊ホテルレストラン』記者時代に、
校正マンにかなり鍛えられまして、
良く使う言葉は正しい表記をほぼ覚えました。
フリーになってからは、
校正マンがいない媒体もあるから、あの特訓が役立っています。
ただ、言葉は生き物。
昔は「神さま」だったのに、いまは「神様」です。
昔は「行なった」だったのに、いまは「行った」です。
怒られながら覚えたのにね。
この2つは昔の表記が体に染み付いてしまいました。
これはもう古いほうが好きなのでそれで通しちゃおうと思いますが
ほかの言葉で気になるときは、いまでも「記者ハン」の出番です。
ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。
『おもてなしの原点 女将さんのこころ』旅館の女将さん55人の人生哲学。