こんにちは。ジャーナリストの瀬戸川礼子です。
震災後3回目の訪問となる「南三陸ホテル観洋」。
今回も女将の阿部憲子さんに大変お世話になりました。
向こうに見える白い大きな建物が「ホテル観洋」です。
現在は視察の宿泊客で大賑わいです。
湾も養殖が再開され、船も出ていますがーー、
このとおり…。
ずーっと奥まで、津波の爪痕がはっきり見て取れます。
家々のあった名残に心が痛みます。
南三陸を見守る神社「上山八幡宮」さんにお邪魔しました。
宮司の工藤真弓さんが携わっている町づくりのお話を伺います。
すてきな工藤さん。『つなみのえほん』も発刊されました。
いま宮城県は、
南三陸の湾の両脇に4メールの高い堤防をつくる計画を
しているそうですが、工藤さんたちは反対されています。
津波があっても、海を見ないで暮らすことなど考えられない。
両脇をふさいでしまったら、
海の変化が見られず危険だし、
かえって波が加速されて危険。
そこで、新しく街をつくる片側だけ堤防にし、
片方は公園にして高台に逃げられる椿の道をつくる案を押しています。
宝来館の女将さんもおっしゃっていましたが、
堤防というモノに頼るのは危険ですよね。
県庁の机上の案ではなく、
地元の人が満足する案が通ってほしいです。
女性職員が最後まで避難を呼びかけた、
あの、防災庁舎です。 それぞれが手を合わせました。
「南三陸さんさん商店街」です。
http://www.sansan-minamisanriku.com/
地元の30店が仮設商店街で営業されています!
翌朝のロビーにて。女将の阿部さんとお話。
人口流出で、仕事はあっても働き手がいない問題がある、と。
南三陸観光協会にも寄って話をうかがったところ、
日本全国から行政を中心に視察がたえず、
毎月少なくとも2000人。
おそらく3000人以上が来られています。
もっと受け入れられれば、もっと町は潤いますが、
人手が足りないので、これが限界のようです。
悩ましいですね。。。
帰りに女将さんとみんなで集合写真。
ありがとうございます。
ホテル観洋はお料理もお風呂も充実。
楽しい滞在でした。
また来ますね!
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。