こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です♪
老荘思想研究者の田口佳史さんのお話を
うかがう機会がありました。 http://www.tao-club.net/
夢中でメモした2時間でした。
いくつかご紹介させていただきます。
☆「これからは根源を重視する経営の時代」
根源とは「命」のことです。
たとえば、朝、社員が会社に来るのは、
一つの命が来てくれるというなんだ、と話されました。
「命が来てくれる」という表現にノックアウトされました。
素晴らしい考え方ですよね。
ということは、道ではたくさんの命とすれ違い、
会話は命のやりとりしている。
そう考えると、なんだか人間というもの、
世の中というものが、 とっても愛しくなります。
☆「プロフェッショナルとは?」
日本語ではプロフェッショナルのことを
「玄人」といいますよね。
それで、「玄」(げん)というのは、黒い、暗いという意味がある。
だから「玄人」とは、暗い所が見える人のことを言うのだそうです。
暗い所とはどんな所かというと?
それはーー、
「人の心」
「明日」
「根」
「遠いところ」など…。
これらが見える人をプロフェッショナルというとおっしゃいました。
いや本当に頷いてしまうお話です。
では、暗い所を見えるようになるためには、どうしたらいいでしょう?
それには、「鍛錬」と「稽古」しかないと。
確かにその通りだと思います。
どんなことも一度ではものにできません。
繰り返す、繰り返す。また繰り返す。
反復する以外にはありません。
「鍛錬」と「稽古」によって、
見えないものを見る、
聞こえないものを聞く、
とらえられないものをとらえる。
これらは「東洋思考」の根底であり、
「無の存在を常識とする」概念であると田口さん。
では、無とは何か…、
というように、次々と、深い話へ、深い話へと
つながれていく、とても濃い時間でした!
メモしたノートを何度も眺めて考えています。