きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

北大東島 。15歳で島を出る子どもたちの「15の春」



中学を卒業と同時に、

家を、島を、出ることになる子どもたちがいます。

まだ15歳。

その島には高校がなく、

就職口もほとんどないのです。


先週、北大東島で中学の卒業式があり、

11人が巣立ったそうです。

その模様を、参加した方から写真や記事で教えていただきました。


北大東島HP→ http://vill.kitadaito.okinawa.jp/ 画像















北大東島は、那覇から360キロ離れた

人口500人の離島です。

那覇から、さらに飛行機で100分。

 

本数も需要も少ない那覇⇔北大東島 便は、

往復5万円かかります。

 

北大東島を離れた子どもたちは、

旅費が高いので年に1度ほどしか

帰ることができなくなります。

便利な都会にいると、

考えもしないことでした。



遠い島で、まだ行ったことはないのですが、

私の周りには この島のファンの方がたくさんいます。

しかも大ファンです!

 

素朴で、どこか懐かしく、人が優しく、美しく、

五感が研ぎ澄まされ、

また帰りたくなる島なのだそうです。


切り立った崖に囲まれていて浜辺がないため、

人や物資はクレーンに乗って

上陸、離陸するのが特徴の一つです。


また、沖縄県内で一番早く

朝日が望める島でもあります。

朝早く宿を抜け出し、

島の先端まで行って朝日を浴びるひとときは

最高のヒーリングタイムと聞きました。

そのうち私も行くことになりそうな予感です。



島を出て、

那覇をはじめ他の場所で暮らす子どもたちは、

朝日の遅さを感じるでしょうか。


同じ日本に、そういう「15の春」を

迎える子どもたちがいるということ。

まだ幼い顔の子どもたちを送り出す親の気持ち。

 

自分が15歳だった頃を振り返ると

まだまだ子どもでした。

でも、その年で親元を離れ、

たくましく歩む人生があるということ。

 

その島では、毎年、

15の春がやって来るということ。


そのことに、ちょっと想いを馳せました。。。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

 

 『女将さんのこころ その三』旅館の女将さん55人の人生哲学。
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