きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

バッグ売場にて 1

 

突然ですが、問題です。

バッグ売場に、紺色のニット、紺色のペンダント、紺色の時計をした

女性客がやって来ました。そして、紺色のバッグを手に取りました。

さて、この女性は、バッグの何に惹かれたのでしょう?

 

1.色

2.デザイン

3・大きさ

 

問題にしたので、「ひねっているのかな?」

と思わせてしまったかもしれませんが、ブブー♪

その場にいると思って素直に考えてみてもらうと、「色」ですよね、 ね。

 

この女性は私でした。紺やそれに近い寒色系のバッグを探して、

先日、デパートのバッグ売場を3軒、はしごしたのですが、

そこで奇妙な体験をしました。

 

「お色違いもございますので」

 

「黒とベージュもご用意してございます」

 

「お色違いや新色も入荷しました」

 

驚いたことに、このとおり、店員さんの第一声がほぼ同じだったのです。

違うデパートの違う店員さんと会ったのに、

色違いをアピールする方法が流行っているんだろうか。それとも偶然?

どちらにしても、紺、紺、紺、あれだけ分かりやすい格好をしていたのに、

ペンダントも時計も大きめで、近くなら目につきやすかったはずなのに、

最初のひとことが “ほかの色について”。

なんだか好みを否定された感じ…。3回も続くと、さすがにぐったりきました。

 

でも、こういう実体験こそ頭の整理に役立つのだ。

なぜ? なぜ? なぜ? と考えを深く堀り下げられるからなのだ。

 

なぜこうなってしまったんだろう?

続きは明日。