こんにちは!
今日は節分。
立春の前日に「季節を分け」「邪気を払う」日ですね。
立春の前日に「季節を分け」「邪気を払う」日ですね。
と、さも知っているような風ですが、
調べました。ええ (*´艸`*)
~ ~ ~
さて今日のテーマは、
「掘り下げて聞くのは悪いことじゃない
~ちょっとした勇気~」 です。
~ちょっとした勇気~」 です。
私は取材も講演もセミナーも、
ほぼほぼ一人で移動・仕事しますが、
まれ~に、
取材に同行者がいる場合、
まれ~に、
私が質問を深堀りしていくと
「そんなことまで聞いて…」と
隣で引いちゃう人が出てくるんです。
例えば、これは以前、
旅館の女将さんインタビューをしたときの時。
ある地方の講演出張先で、主催団体の担当者(男性)が
女将さんを紹介くださいました。
運よく、翌日お会いできることになり、
「僕も久しぶりに女将さんに会いたい」と、
男性が同行を希望されたので、2人で旅館に伺いました。
それはいいんですけど、
私がインタビューで「なぜ」「どうして」と、
女将さんの話を深堀りするたびに、
男性は隣で、うろたえるのです。
私は仕事をしているのに、
いちいち、わずわらしいったら、もう(笑)。
極めつけは、この会話。
女将さんの話を受けて、
私「宿を閉めようと思ったということですか?」
男性「いや、それは失礼な質問でしょう」
女将「ええ、そうなんですよ。閉めようと思ったんです」
男性「あ………」
私「そう思われたんですね。なぜ~」
こんな感じで。
この男性のように、
当たり障りのないことしか聞かないなら、
取材なんて必要ないんです。
取材じゃなかったとしても、
本人が大事なことを匂わせたのだから、
そこはスルーしてはいけません。
「聞いてほしい」という
サインかもしれないからです。
深堀りされたくない話なら
始めからしないだろうし、
もし言いたくないなら、口を濁すはずです。
聞いてみて、相手が嫌がったら、
そのときスッと話を変えればいいだけです。
「嫌がられるんじゃないか」なんて
怖がってる場合じゃないですよ(笑)。
人に話すことで、
心の重荷を放せることもあります。
心の重荷を放せることもあります。
そこを気持ちよく引き出すのも記者の仕事です。
で、さきほどの男性のように、
表面的な話で済ませようとする会話って
だいたいつまらないんですけど、
もったいない、と私なんぞは思います。
プライベートで複数人でテーブルを囲んでいるときも、
私が興味を持って「どうして?」と聞いていくと、
「それ取材になってるよ」とよく笑われます。
ま、確かに好奇心が抑えられなくて、
取材っぽくなっちゃうことがあります。
でも私の感覚で言うと、
ほとんどの人は「聞かなすぎる」んです(笑)。
記者を28年やっていて
思っているんです。
「人は、話したい」。
聞くよりも話したい。
自分の話がしたい。
耳を傾けてほしい。
思いを解き放ちたい。
共感してほしい。
それが普通の人間じゃないかな~と。
もちろん、
その人との関係性とか、
聞き方とか、
その場の状況とか、
いろいろな要素が作用し合うので
一概には言えませんけれども、
相手の言った話を掘り下げて聞くのは
悪いことじゃないと思っています。
むしろ、
一歩踏み込んで聞いてくれる人がいないから、
吐き出す場所がない。
いまの社会はそんな状況になっているってことも
あるんじゃないかな。
そんなことを思っています。
~ ~ ~
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
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