今日のテーマは、
「日本の最低賃金。東京1,013円は世界的にどのレベル?」です。
下の写真は、ふと目にしたチラシです。
東京の最低賃金は時給1,013円。
のんさんのことは応援しています
ということで、計算してみましょう。
この最低賃金だけで生活する場合、
1,013円×8時間×20日=月収16.2万円
×12カ月で年収194.5万円。
200万円にも届きません。
私は25年くらい前、
NY留学の費用を少しでも多く貯めるため、
有楽町の喫茶店でひと月だけと伝えた上で
アルバイトをしました。
そのときの時給が1,500円でした。
朝が早かったので高めでしたが、
それにしても、
あれから25年も経ってまだ1,013円って、
どんどん貧しくなっているような…。
さて、全国で最も高いのは
この東京の1,013円ですが、
最も低いのは792円で7県あります。
1円違いの793円は8県あります。
計15県で日本全体の32%を占めます。
最低の792円で計算すると、
年収は152万円です。
これで先進国と言えるんだろうか…。
※ 日本の最低賃金一覧表はこちら。
万が一、これ以下で働いている場合は
会社側の法律違反になりますので、
会社に賃金アップを申し出ましょう。
近くの労働基準監督署に連絡する方法もあります。
~ ~ ~
ここで国際的にどうなのかを見てみましょう。
アメリカがさらに低いのも驚きですが、
「アメリカ連邦政府が定める最低賃金は
2009年7月24日以降、7.25ドル」
2009年7月24日以降、7.25ドル」
「2020年1月に20の州が最低賃金を引き上げ。
ワシントンD.C.やニューヨーク市は15ドル、
ワシントン州は13.5ドル、
カリフォルニア州は13ドル」になったそうです。
ワシントンD.C.やニューヨーク市は15ドル、
ワシントン州は13.5ドル、
カリフォルニア州は13ドル」になったそうです。
前にもブログに書きましたが、
「日本の素晴らしさ」に誇りを持つのは
いいことだと思いますし、
私も日本という国が大好きです。
けれど、かなり深刻で、
なおかつ見えにくいところに隠れていて、
近い将来、
知りたくなくても知らざるを得ない問題が
日本には山積しているという現実も
同時に見ておかなければ。
もちろん明るい未来もある!と思っていますが、
こうした現実も知っておいたほうがいいですよね。
何かの時に備えて、
できることをやっておくためです。
現実と希望。両方手にしておきましょう!
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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